クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(49) <<はじめから読む! <48話 「あの、呉井先輩!」 ぎゃあぎゃあ喋る俺と柏木を、「あらあらうふふ」とばかりに見守っている呉井さん、という構図が出来上がったところで、真正面から見知らぬ男子生徒がやってきた。一年生か。まだ中学生のようなあど... 2021.02.11 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジーマッドは転生しない(48) <<はじめから読む! <47話 「特に何も、思い当たることはないのですが」 はあぁ、と大きく溜息交じりに呉井さんは言った。その表情から、特に事件解決のヒントになるようなことが思い浮かばず、申し訳ないと思っていることが見てとれる。気にしない... 2021.02.11 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(47) <<はじめから読む! <46話 事件は二つ、犯人も二人。もしかしたら黒幕はひとりなのかもしれないが、その可能性はとりあえず置いておこう。 探偵団は二人から三人になった。泣き腫らした目からコンタクトを取り外し、眼鏡にチェンジした柏木は、い... 2021.02.11 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(46) <<はじめから読む! <45話 柏木は、ぽつぽつとコマ切れに話していたかと思うと、怒涛の勢いで喋ることもあった。聞いていると、誰かとの交流のシーンはつまらなさそうに、逆に脱オタを極めるために努力したあれこれについては、楽しそうに話している... 2021.02.09 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(45) <<はじめから読む! <44話 「あたし、中学時代はオタクだったの」 いや今もオタクだろ。 咄嗟にそうツッコミかけた俺の足を踏みつけたのは、仙川だった。背の高い彼女は、見た目は細身の女性とはいえそこそこの重量級。全体重を乗せられて、声に... 2021.02.09 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(44) <<はじめから読む! <43話 「まず先に言っとくけど、俺と呉井さんは、柏木のことを信じてるから」 柏木は一瞬、不意をつかれた表情になった。 彼女は結局、授業には出席しなかった。俺からの脅迫メールを見て、放課後になってこそこそと登校して... 2021.02.08 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(43) <<はじめから読む! <42話 放課後、俺たちはまっすぐ被服室へ向かった。今日は週イチの定例会の日ではないが、クラスの人間の目がない場所となると、一般生徒からは存在を忘れられている、この特別教室しか心当たりがなかった。 使用されていない... 2021.02.08 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(42) <<はじめから読む! <41話 「別にそういうわけじゃないけど」 うっかり早口になってしまった。彼女はぎゃはは、と笑った後、目配せでグループ内で無言の相談をしている。自分たちの知っていることを、俺に話すべきか。話すとしたら、どんな風におも... 2021.02.06 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(41) <<はじめから読む! <40話 グループトークで二人で呼びかけようが、個人的に柏木宛にメッセージを送ろうが、既読はつかなかった。ますます怪しい。あまり追いつめても、ブロックされてしまうかもしれないので、何度もメッセージを送信するのは我慢し... 2021.02.06 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(40) <<はじめから読む! <39話 帰宅部の生徒はとっくに帰ってしまったし、部活動の生徒たちは教室になど用事はない。おそらく俺たちが最後だろう。 「ん?」 廊下を走り去って行ったのは、あれは柏木じゃないか? 俺たちが来たことに気がついていた... 2021.02.05 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説