長編小説

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8 かぐや姫、宣戦布告(1)

<<はじめから読む! <7-4話  ――神崎のことが好き。でも気にしないで、全部忘れて。  毎晩のように千尋が夢の中に出てきて告げる言葉だ。一人で何もかも吹っ切れたような、すっきりしたというような顔をして笑っている。  告白されたのに、すっ...
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7 きっかけは鬼の襲来(4)

<<はじめから読む! <7-3話  千尋は千紗と靖男のために、料理の腕を振るった。最近全然できてなかったから腕落ちたかも、と言ったけれど、そんなことはなかった。  食事中、千紗は靖男に対して、自分の弟が幼い頃どれだけ可愛かったかを力説した。...
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7 きっかけは鬼の襲来(3)

<<はじめから読む! <7-2話 「ちーちゃん、お茶」  千紗は弟に対してそう命じた。千尋は立場の弱い弟らしくしずしずと彼女の命に従って、冷蔵庫からよく冷えた麦茶を取り出した。  千紗は暑い暑いと言いながら、運ばれた麦茶を一気に飲み干した。...
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7 きっかけは鬼の襲来(2)

<<はじめから読む! <7-1話 「五十嵐!」  鍵はかかっていなかった。もどかしくも靴を脱いで、部屋へあがった靖男は、 「神崎……」  と、ひらひらした布に囲まれて泣きそうになっている千尋を見て、目が点になった。 「千紗(ちさ)ちゃんが、...
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7 きっかけは鬼の襲来(1)

<<はじめから読む! <6-5話  八月も半ばになって気温はますます高く、日差しは強い。もうすぐお盆だから、と母親はせわしない。それを後目に靖男はアルバイトへ向かう準備をしていた。  敏之からは遊びの誘いが何件か入っていたが、気乗りせずに断...
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6 純白に波立つ(5)

<<はじめから読む! <6-4話 朝、目を覚ましても味噌汁の匂いはしなかった。ぐちゃぐちゃになったシーツの上に、乱れに乱れたセーラー服の千尋は眠っていた。  靖男の精液でパンパンに膨らんだコンドームは、床に打ち捨てられていた。零したらやばい...
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保護中: 6 純白に波立つ(4)

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保護中: 6 純白に波立つ(3)

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6 純白に波立つ(2)

<<はじめから読む! <6-1話  会議後に最寄りの繁華街の駅へと集合して、居酒屋へと向かった。かなりの大所帯ゆえ安いチェーン店の座敷席を確保してのコンパだった。集合場所には敏之や千尋の姿があった。  靖男たちのテーブルは周囲の喧騒とは無縁...
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6 純白に波立つ(1)

<<はじめから読む! <5-2話  テストが終わった。解放的な気分になったと思ったら、活動局長の名のもとに招集がかかってしまった。しらばっくれることはできない。コンパのお知らせだけを楽しみに、靖男は会議へと向かう。  なぜか局長の隣には小さ...
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