第13回小説ディアプラスBL小説大賞 結果

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小説公募

①攻めの魅力が伝わってこない

今回は受け視点で書きました。
BL小説=受け視点が多い、というのは黎明期から今も変わっていないように思います。

が、私は攻め視点で書く方が好きです。

なぜなら、私は受けキャラに自分の性癖を詰め込む癖があるから……!
二次創作だと、好きになったキャラはだいたい受けにしてしまうタイプです。

受けにいろんなものを詰め込み過ぎて、攻めには「優しい」とか「大らか」とか「とにかくイケメン」とか、そういう設定しかなかったり……。
攻め視点ならば、受けの魅力をこれでもか! と語らせることができるし、心情描写から攻めの魅力も伝わったかもしれません。

今回は攻め受けどちらに対しても、盛った設定はないのですが
(メルモちゃんキャンディーというアイディアだけで推した)
(たぶんそれが悪かった)、どうも受けが攻めを好きになった理由が伝わらない。

視点人物に感情移入するわけです。
ということは、読者も攻めに恋をするくらいの説得力がなければならないんじゃないでしょうか。

スパダリでイケメンなエピソードが弱いと感じました。

まだ余計な枝葉が残っている?

砂原糖子先生が、投稿時代について少し触れてくださっています。

『枝葉が多すぎる! もっとシンプルに!』

実はもともとこの話は、D+ではなくてシャレード文庫に投稿する予定で、おととしあたりに執筆していたものがベースになっています。

シャレードといえば、「このBLやべぇわ!」って思った話はだいたいシャレード、ということでBL業界では有名なレーベルです。
(触手BLばかり書いている先生がいたな……めっちゃ買ってた)

D+とシャレードでは、原稿の規定枚数が異なります。
後者は原稿用紙で200枚までと余裕があるので、「メルモちゃんBL」ともう一本、お仕事小説としての柱もありました。

攻めと受けは同じ会社、同じ課で働く上司と部下の関係で、有能な攻めがなぜかお荷物部署と呼ばれる受けのところにやってくるところから、話はスタートしていました。

さらに欲張りな私。
受けの過去の悲しい恋愛についても織り込もうとして、破綻してしまったんですね。
(とはいえ、この過去の話はプロトタイプ受けの根幹をなす魅力的なエピソードだったと思うので、今回使わなかったから薄っぺらくなったような気もします)

D+用にプロットから立て直しました。
書きたいのはメルモちゃん>お仕事だったので、潔くお仕事を削りました。
すると、諸悪の根源の正体もすんなりと決まったのです。
前の話だと、相当イロモノなキャラが出てくる予定でした。

が、読み返すとまだ余計な部分がありそうだな、と。
120枚という制限があるので、盛り上がりでたっぷりページを使って、それ以外のシーンはぎゅっと短縮した方がいいです。

今回(も、かな)、恋愛要素が弱く感じるのは、そういう無駄がまだあるせいもあると思います。

くだらない会話シーンを書きすぎるという短所は自覚しているので、今後も気をつけたいと思います。

BL=恋愛小説

もう毎回選評で言われているような気がしますが、BL=恋愛小説なんですよ。

大半は「非凡なストーリー+印象に残らない恋の話」でもありました。一般文芸ならさておき、BLと銘打つならば比重はせめて逆であってほしいもの。

どこの新人賞の選評でも言われているような気がします。

ぐさーっと刺さりますね。

面白い設定をそのまま書くんじゃなくて、恋愛に絡めるためにはどうしたらいいのか。

萌えるBLってなんだろう。

圧倒的にBL読書量が足りていないので、勉強するつもりで読書がしたいです。

……普通に楽しんで終わっちゃうんだよねえ。

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次の〆切は

第14回は7月31日〆切。
プロットはできていますが、一行も書いていません。

どうせ発表見て、講評読んだら全消しして書き直すんだから……と、発表日までは書かないことにしています。

視点人物は受けです。
受けの目から見た攻めを、格好よく、誰もが思わず好きになっちゃう男にできるように、頑張ります。

『偽りの魔法は愛にとける』は、ちょっと書き直して書き下ろしを加えて、8月にkindleで配信したいと思います。
間に合えば、イーデスブックスさん主催の「第二回令和BL小説グランプリ」に参加したいところ。

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