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保護中: 右手じゃ足りない(7)

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右手じゃ足りない(6)

<<1話から読む! <5話  お任せします、という言葉どおりに、祥郎は新宿の街を連れ回した。  美容院の予約から、飛鳥に似合いそうなブランドの情報収集、昼に何を食べるかというところまで、全部祥郎が決めた。 「こんなに食べられるかな……」  ...
BL

右手じゃ足りない(5)

<<1話を読む! <<4話  自分の手や顔を拭いて、飛鳥の下肢も丁寧に清めた後、祥郎の身を焼いたのは、罪悪感だった。 (やばいって……どう考えても、やりすぎだって……)  熱が冷め、自分の行動をよく振り返れば、勃起不良の改善を手伝う、という...
短編小説

きらきら星のばんそう者

黒板の前で発言をするのは、優等生と相場が決まっている。一度も染めたことがないだろう黒髪を、きっちりと二つに結んだ副委員長を従えて、学級委員の眼鏡の少年が、か細い声を精一杯張り上げている。  私は不自然にならないように、辺りを窺った。こういう...
お知らせ

電子書籍情報

☆小説 イマジナリリィ(いろ葉書房)(2023年5月配信) ブログ他にアップしていた女子校が舞台の小説、百合小説を短編集としてまとめました。収録作…『初恋をきれいにあきらめる方法』『映えない友達』『月色果実』『天使と羊飼い』『初恋はカラメル...
BL

保護中: 右手じゃ足りない(4)

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右手じゃ足りない(3)

<<1話から読む! <<2話  ぐすぐすと鼻を鳴らして泣く飛鳥は、また新たな顔で、祥郎の目を惹きつける。  人見知りで大人しく、根暗な青年ではない。先輩に食ってかかる生意気な青年でもない。 「ほら。まずはズボン穿こう。な?」  言葉だけでは...
BL

右手じゃ足りない(2)

<<1話から読む!  手元に水着の女性の写真集を置いておくことに、飛鳥が耐えきれなくなるのではないか。  祥郎は期待して、三日待った。  しかし、飛鳥は祥郎の顔を見るなり、逃げ出してしまった。背中を丸め、挨拶のひとつもない。文字通り脱兎のご...
BL

右手じゃ足りない(1)

「汚らわしい!」  坂城さかき祥郎よしろうが、時任ときとう飛鳥あすかの声をきちんと聞いたのは、それが初めてだった。  勿論、存在は認識していた。飛鳥だけではなく、上京したての一年生たちを一人一人気に留めておくのは、この「北洋寮」の寮長として...
ホラー

のしかかる時の十字架

男の怒鳴り声はいつも、秋生あきおの心を容赦なく殴りつけ、急速に冷やしていく。例え対象が自分ではなかったとしても、敏感すぎるきらいのある秋生は、自分のこととして受け止めてしまう。  横目で見ると、皿を割ってしまった新人の女子大生が、店長から厳...
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