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白金の花嫁は将軍の希望の花【21】

<<はじめから読む! <【20】  ジョシュアが旅に出るまでの日々、レイナールは彼と睦み合った。言葉を交わせば、「行かないで」「ひとりにしないで」と縋りついてみっともなく泣いてしまいそうだった。  肉体の交わりは、レイナールから意味ある言葉...
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保護中: 白金の花嫁は将軍の希望の花【20】

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白金の花嫁は将軍の希望の花【19】

<<はじめから読む! <【18】 「十日後、ここを立つ」  疲れた顔のジョシュアが、重々しく告げたのは、年が明けてすぐのことだった。  新年の祝いもほとんどせず、周囲の貴族の挨拶も断っていた。軍閥貴族と言われる家系は、ジョシュアの置かれた立...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【18】

<<はじめから読む! <【17】  以降、何度もジョシュアはレイナールの部屋を訪れ、話し合いをしようとしたけれど、応じる気になれなかった。アルバートが来たときには、さすがに扉を開けたけれど、ただそれだけ。彼の話を聞いても、聞き入れようとは一...
短編小説

私のお母さん

産みの親と育ての親が違うのは、まれによくある。  積極的には言わないけれど、親密になるにつれて、打ち明け話をするようになる。一般家庭の子には同情され、腫れ物扱いされる場合もあるけれど、「実は……」と、お互いの秘密を共有する友人もいた。  人...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【17】

<<はじめから読む! <【16】  ジョシュアの言う「今度」は、なかなか訪れなかった。  すっかり回復したボルカノ王が、軍を振り回しているせいで、ジョシュアは家に帰ってこられない日が増えた。朝も早くに出ていくため、朝食の時間くらいしか、話す...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【16】

<<はじめから読む! <【15】  夜会の日から五日、ジョシュアは家に帰ってこなかった。  彼が先頭に立って、医師団と連携を取り、腹痛の解明に挑んだ結果、食中毒であることがわかった。夜会の前に、側近中の側近である貴族を集めての晩餐会があり、...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【15】

<<はじめから読む! <【14】  城を見上げるのは、二度目だった。  一度目は、自分の命を守ることだけを考えていた。母国にとっては、レイナールが生きようが、この地で死のうが、どちらでも構わなかった。死ねば開戦、生きて根づけばそれはそれで使...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【14】

<<はじめから読む! <【13】  レイナールの初めての恋は、六歳の頃だった。  すでに王家に入ることが決まっていたから、残りわずかな親子の時間を、ことさらに実父は大切にしていた。  当時はまだ大臣の地位になく、実務に携わる外交官であった父...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【13】

<<はじめから読む! <【12】  夜になって、レイナールの部屋のドアを叩く音がした。 「はい」  俺だ、と聞くやいなや立ち上がり、出迎える。扉を開けると、冷気がスッと入り込んできて、身が縮こまった。  ジョシュアはレイナールの姿を見て、少...
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