おはようございます。葉咲透織です。
令和BLグランプリもあと約半月の勝負。勝負といいつつ、もう上位陣に食い込むのは不可能なので(だって1位の作品のKENP、20000とか超えてるんだよ!? 今日の結果では30000超えそう)、私の目標はイベント後も継続して読んでもらう、というふうにしています。
いや~、でも毎日着実に何人かの人は読んでくださっているようで、ありがたいです!
『約束の契り―薄紅色の神隠し―』
ということで、14冊目・15冊目は上下巻なので一気にいきます。
『約束の契り―薄紅色の神隠し―(上)』
『約束の契り―薄紅色の神隠し―(下)』 (ニコ)
何を隠そう、こちら現在、グランプリのトップを独走中の作品です(上巻)。
イベント参加作品だけでなく、Amazon kindleのボーイズラブノベルスジャンル全体でもトップ20を記録するなど、まさに怪物。
主人公・陸は桜の神子。
人ならざるモノたちに狙われ続けて十八年。犬(でかい)のシロが自分を守って死んでしまった。
悲しみに暮れる陸の元に現れたのは、狼の耳と尾をもつ美丈夫・士狼で、陸は彼がシロだと確信し、ついていくと……?
表紙の雰囲気から耽美系で、主人公は生贄として捧げられて無理強いされているんだろうな……と勝手に想像していました。
が、実際はほのぼのテイストのあやかしBLです。(エッチシーンは多いけど、ベースはほのぼのだと思う)
わいわいガヤガヤしている感じが伝わってくるので、「妖怪アパート」シリーズ(香月日輪)が好きな人あたりはきっと好き。
陸の一人称で話が進んでいきますが、ピュアすぎて……これはもう、ばあちゃんの教育の賜物。メモには「しょあくのこんげん」と記してあります、陸のおばあちゃん。
独りぼっちだった陸が幼い頃に神隠しに遭って、あやかしたちと遊ぶエピソードも可愛らしいし、そこからの士狼の苦労が偲ばれます……。よく我慢したわ。
特にお気に入りのあやかしは、ぶんぶく茶釜のぶん太。豆ダヌキ絶対可愛い。テンションが高いのも可愛い。ゴンとおはぎは粒あんかこしあんかで喧嘩しているシーン好きです。(ちなみに私はなんでも粒あん派)
キツネのゴンにいつもちょっかい出されているようですが、ここのカップリングはありなんですか!?!? どうなんですか!?!? ゴン×ぶん太の組み合わせですか!?!?(興奮)
士狼が陸に対して、「誕生日ありがとう」と言うシーンがぐっときます。親に捨てられて祖父母に育てられた陸が、生まれてきたことに感謝をしてくれる士狼に出会えたことは、何よりも僥倖。
シリーズ化予定とのことで、次のも楽しみにしています。
↑こちらは上巻です。
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『このキス~』は一時期BL小説ジャンル内1000位以下に落ちていましたが、現在200~300位まで復活しました。(一時期150位くらいに上がったりも)
両方とも、長く愛される作品になったらいいなと思いつつ、新作も書きます。
3章が終わったので半分が過ぎたところです。
明日はいよいよラスト、16冊目のレビューをします。
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