『愚者に華燭と弔鐘を』(二一)レビュー

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インディーズ小説・漫画

もともと読むのが馬鹿みたいに速いんですけれど、電子書籍だと倍くらいの速度で読んでいる気がします。時間を有効に使うべく、電子書籍を読むのは通勤中と決めたので、いいことなのですが。レビューをこまめに書かないと、溜まっていく一方ですね。

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『愚者に華燭と弔鐘を』

本日レビューする作品はこちら。

『愚者に華燭と弔鐘を』二一にいち

タイトルがステキだな、と思ったのと表紙イラストが美麗だったので読んでみよう、と思いました。

青い蝶々が印象的で、小説本文の中でもパッと色鮮やかにイメージされるモチーフだと思います。美しく、同時にグロテスク。

さてさて、あらすじを読むと「冥婚」というのがひとつのテーマとなっています。
これは死者と生者の間に婚姻関係を結ぶ呪いのことです。
主人公の須弥すみは、この冥婚によって、死んでしまった血の繋がらない兄に嫁がされてしまいます。

これが愛し合っている義兄弟の話ならメリバだなぁ……だったんですけれど、お互いにお互いを嫌いあっている二人なので、悲惨。(義兄の塁の方は、死んで絶対の孤独に触れてから、少しは変化したのかもしれませんが)

死者に身体を暴かれ、幼なじみの七生ななおからも執着され貪られだけだったらまだよかったんですが、須弥の身には不運が次々と訪れます。本当に不幸。実母が死んだきっかけになった母子と家族になるという、出だしの出だしのところからすでに超不幸なのに。塁や七生とかかわりがあったばっかりに、よもやあんな目に遭うとは……本文ぜひご確認ください。

久しぶりに愛のない凌辱・調教系小説を読んだ気がします。
二十年前だったら商業小説でもそこそこあったと思うんですけど、今や絶滅危惧種。
こういう「お! これは同人ならでは!!」という良作がごろごろ転がっているから、インディーズ出版物を漁るのがやめられない……。

ここがこう繋がってるんか! という驚きとともに一気に読み進めてしまいました。

攻めと受けの間に恋愛感情があるのかというと……うーん……?
須弥は七生に依存しているだけのようにも見えます。それでも、他の人間にはされたくないSM行為を七生にだけ許していることが、愛の証なのかもしれません。

七生から須弥に対しては、本文中のこの台詞が一番端的に表しているんじゃないかな。

「あれは、俺の唯一の良心ってやつだ」

須弥が殺されるようなことがあったら、報復行為で一族郎党殺しにいきそうな、物騒な攻めです。(だがそこがいい)

作者の二一さんのtwitterはこちら。他にもkindleでいろいろ本を出されているので、「ちょっとこれは痛すぎる!」という人でも、他の本は好みに合うかもしれません。(他のもあらすじ読むとせつなそうで面白そう)

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