商業出版されている本のレビューも、一応は本屋の端くれとして書いていきたいな、と心を新たにブログを書いています。
皆さんのご自宅近くの書店は、営業していますか？
そろそろ再開というところもあるかもしれません。
書店も休業の影響を受けています。ぜひお助けください。
注文はネット、受取を書店にすると、送料かからないことが多いので便利です。
hontoは通販の場合は3000円以上で送料無料ですが、お近くの丸善・ジュンク堂での受け取りにすれば、送料はかかりません。
Honya Clubもあります。こちらも通販は2000円以上送料無料ですが、店舗受け取りにすると送料無料。有隣堂や文教堂など。
e-honはくまざわ書店などのチェーン店もですが、地域の小さな本屋さんも加盟していることが多いです。
また、大学生協の書籍部と提携していることも多いので、「書籍部の店員に予約するのは恥ずかしい……！」という人は、ネット注文するのもアリかも。生協書籍部、割引になるので学生の強い味方ですし。
（ちなみに大学時代、生協書籍部で会計中、注文棚にマガジンビーボーイが置いてあったのを、私は忘れない）
ぜひ、本屋の応援もよろしくお願いします。
『これは経費で落ちません！7』レビュー
ということで、5月の新刊レビューです。
『これは経費で落ちません! 7 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)』
オレンジ文庫で一番売れている（かな？）シリーズ最新刊です。
結構前から出ているシリーズですが、私は去年、1~6まで一気に購入しました。
NHKで2019年夏クールに放送されたドラマ版が、めちゃくちゃ面白かったからです。
DVD-BOXも発売中。
毎週金曜日22時はテレビの前で「山田太陽～～！！！」って、ときめきをもらっていました。ありがとう山田太陽。おかげでジャニーズWESTのファンクラブに入ったよ！（6月末のシングルは3形態予約済みです）
ドラマ版も、「わぁ！ 嫌な奴ぅ～！」っていうゲストキャラがいましたが、書籍版よりは毒が薄まっています。
この小説は、「好きなキャラ誰？」って聞くよりも、「嫌いなキャラ誰？」って聞いた方が、絶対に話が盛り上がると思います。
ベッキーが演じる秘書課のマリナ、本当に嫌な女でしたよね。でも書籍版、もっと嫌な女ですよ。ドラマの最終回を見るよりも小説読み切っていたので、〇〇部長は悪役……！ と思いつつドラマも見ていたら、そんなことはなかった……。
森若さん視点で見るから、嫌なキャラに見えるのかな……と思いつつ、私は室田千晶がとても嫌いだな、と思います。でもそれって、性質的に似ている可能性があるんじゃないか、いわゆる同族嫌悪ってやつ……と考えると、怖いですね。（太陽の先輩・鎌本はもーっと嫌いですけど、あいつとは似ていない、絶対にだ！）
7巻は会社の合併やら結婚やら離婚やら盛りだくさん。
森若さんも山田太陽も、決断をします。8巻以降どうなっちゃうんだ。いや、ドラマ版に比べたら近いけど～。
裏表紙に使われているフレーズを、森若さんに知らしめたのが、嫌な奴じゃなくて彼女が信頼している勇さん、っていうのが、よりずっしりきました。
次も楽しみです。
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