『何でやねん!』①~②(久我有加)

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レビュー

ディアプラス文庫が何作品か、期間限定でAmazon kindle unlimitedにラインナップされています。

可南さらさ先生、菅野彰先生、小林典雅先生の対象作品は、7月31日まで。
読みたいのあったらお早めに!

久我有加先生、渡海奈穂先生、月村奎先生の対象作品は、8月31日までです。

アンリミテッドは月額980円。
対象作品2冊読めばだいたい元が取れるくらいですね。

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『何でやねん!』

久我先生のD+作品、全部読んでいるわけじゃないのですが好きです。

特にこの『何でやねん!』と同じ世界で描かれた芸人シリーズ、『月も星もない』『月よ笑ってくれ』は何度も読み返すほどでした。

こちらの話は電子書籍になっていないのですが、本、どこにやったかな。
実家かな……? もっかい買うべきか。

『何でやねん!』は、『月も星もない』作中に憧れの先輩として登場したコンビ・バンデージの出会いから売れっ子芸人になるまでのお話。

久我先生の方言BLが好きです。
滅多に小説を読んでいて声が頭の中に流れてくることはないのですが(アニメ作品の二次創作とかは別として)、この話は関西弁の男の子たちがワイワイガヤガヤやっているのが脳内で再生されます。
(いや、これは最近ジャニーズWESTばっかり見てるからかもしれないけど!)

特にボケで攻めの土屋が、最初の頃は「漫才なんてするかボケ!」と突っぱねる相川にデコピンされたりしたときの「あう~」っていう呻き声が可愛くていいですね。

私は、感極まると泣いちゃう攻めが大好物です。なので土屋、めちゃくちゃ好きなタイプの攻め。
ヘタレわんこに見えて、強くて優しい、頼れる男です。
そして受けの相川の男前なこと……惚れ惚れします。
でも強い彼が実は繊細な一面も持ち合わせていて、笑われるのが怖いという芸人には致命的な欠点を持っているところが、愛おしくもなります。

プロとアマとの違いってたくさんあると思うけれど、キャラクターがちゃんと人生を生きている点かな、と思います。
作中に描かれる時間軸以外に、過去の経験が現在にきっちりと活きていたり、未来を想像するワクワクがある。
私の作品にはそれがないわけで……精進します。

主人公二人以外のキャラクターもみんな魅力的な話です。
ワチャワチャしてるの好きな人や、コンビ芸人の「相方」という唯一無二の存在に果てなき夢と萌えを感じる人は、読み放題期間中に、ぜひとも読んでください。

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