勝手にファンタジーBL強化月間です。
(来月、イーデスブックスさんのBL小説グランプリがスタートしたらそっちに集中するけど)
「オススメのファンタジーBL教えて!」の声にみかみ黎先生が応えてくださいました。
沙野先生の作品は何作か現代モノを読んでいて好きなので、沙野先生から攻めることにしました。
ちなみにその好きな本はこちら↓
公安、エス、バディ……萌えが詰まっています。
(電子書籍なっとらんのかーい!)
『帝は獣王に降嫁する』
ファンタジーBL修行、一冊目は『帝は獣王に降嫁する』
あとがきまで読んで、教えてもらった三冊が三兄弟の物語だと理解した私。
よかった、これから読んで……。
戦場で父帝の崩御の報を聞き、その場で新たな帝となることが決まったシキ。
傷ついた兵のため、そして国を守るために敵国の王・ガイウスに身を差し出すことに。
ただの捕虜ではなく、妃として……。
これから読もうと思ったのは、単純にタイトルに惹かれたからです。
帝が別の国の王様のところに嫁に行くの? 大丈夫? って感じで。
沙野先生があとがきで「降嫁モノすなわち和姦凌辱モノ」とおっしゃってましたが、まさしくその通り!
ガイウスに夜ごと抱かれ、狂わされていくシキ。
でもそんな状態でも民のためにガイウスに交渉を持ちかけるなど、帝としての矜持を持ち続けるシキが気高いです。
ガイウスもガイウスで、俺様で横暴な権力者の仮面の下には、孤独な魂を抱えています。
親兄弟、二人の妃、それから胎児のままの我が子を相次いで亡くし、これ以上大切なものを作らないのだと鎧を纏っています。
それでも惹かれてしまうのが、人間の性。
途中からラブラブになるのですが、その現場を垣間見させられたシキの乳兄弟・ハヤテ。
この人、いつヤンデレ化するんだろう……と、大変失礼な心配をしていました。
だって、無自覚な長年の恋心のせいで、童貞だったんですよこの人!
ヤンデレ化して、シキを襲うのかガイウスに斬りかかるのかとドキドキしていましたが、めっちゃいい奴だった。
すまん、ハヤテ。ヤンデレ枠は別にいたわ。
クライマックスのシキの演説および行動は、ここまで読んできたら彼らしい選択だと思いました。
幼い頃から帝になるべく生きてきたシキが、民を思いやった結果なのだ、と。
次は三男・ナギのお話を読みます。
この話の中で行方不明になっているナギは、いったいどこで何をしているんでしょうか。
兄弟の再会はあるんでしょうか。気になります!
アンリミ読み放題対象です。
オススメのファンタジーBLは、まだまだ募集中。
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