レビューが三作溜まっているので、今日は三本記事をアップする予定。
予定は未定。
『博元裕央ショートショート集』
レビュー一本目はこちら。
ややSF多めのショートショート集です。
ショートショートってあんまり読まない(し、書かない)ので感想書くの難しいですね。
短いから、ネタバレにならざるをえないというか……うん。
笑える! というタイプの作品ではないです。
どれもこれも、皮肉や風刺がスパイスとして効いています。
「ワハハ」とか「クスクス」とかそういう笑いじゃなくて、思わず「にやり」としてしまう感じ。
きっと作者さんは、世界を多面的に見ることができる人なのだと思います。
個人的に好きなのは、異星人クッキング「宇宙からの飯テロ」。
謎の食材たちを想像するのが楽しかったです。
あと、擬古文調で書かれた「天狗戯画」も好きですね。
作者と作品は関係ないとは言うけれど、やっぱり関係あるんだよ、的な。
(古文が嫌いだと「ウッ」ってなるかもしれないけど、たぶん平気だと思います。うん)
すぐに読めるので、電車の中での読書にいかがでしょうか?
博元さんはもう一作、A-1グランプリに応募されています。こちらはボーイミーツガールなSF小説。
読み放題対象です。
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