『神招きの庭2 五色の矢は嵐つらぬく』(奥乃桜子)

スポンサーリンク
レビュー

今年があと2ヵ月しかないことに、絶望しています。

2021年のノベル大賞、間に合うのだろうか……。

スポンサーリンク

『神招きの庭2 五色の矢は嵐つらぬく』レビュー

本日のレビューはこちら。

『神招きの庭 2 五色の矢は嵐つらぬく』(奥乃桜子)

姉妹作といえる作品はあれど、純粋な続刊は初!
ということで、いちファンとしてめちゃくちゃ嬉しいです。
奥乃先生の代表作となる予感がひしひしとしますね。

国家転覆の危機を救っても、また次の危険にさらされる兜坂国。
春宮に立った二藍とその妃……とはいえ、一部の人間しかその存在を知らない綾芽が国を救うため、そして神ゆらぎである二藍を人間にするために奮闘する和風ファンタジー。

今回は何をおいても、新キャラですね。
小国とはいえ、玉盤神に兜坂より精通する八杷島の王子。
それから儀式に必要な弓の腕を持つ、野心家の女舎人。
お互いに新キャラとの仲を邪推して嫉妬して、じれじれ進んでいく二人の恋。
特に綾芽が紅を引いて二藍の前に姿を現して、「似合ってない」と言われて落ち込むのが……。
馬鹿! 二藍の馬鹿! 思ってもないこと言うな!!!
(まぁその後、紅を巡っていちゃいちゃするわけだけど……)

二藍を完全な人間にする、と一生懸命な綾芽に対し、二藍は使うと神に傾く心術を躊躇なく行使するなど、どうも通じ合っているようで合っていない様子。
二藍の気持ちもわからなくはないですが、綾芽の頑張りが空回っているみたいで悲しい……。

綾芽が妃である立場を隠して、下級女官・梓を名乗り情報操作しているのは、潜入捜査官みたいで好きです。
特殊な能力(神の言葉を退けたり、神ゆらぎの心術を解除する)を持つだけじゃなく、実務面でも大活躍。
戦うヒロインが好きな人には、ぜひともオススメしたいです。

ラストに出てきた人物に、次巻が楽しみで仕方ありません……!
黒幕はやはりこの人なのか? 一体目的は何なのか? どうして戻ってきたのか?
疑問が尽きません。三巻に期待!!

1巻の感想はこちら。

ランキング参加中!
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説家志望へ



コメント

タイトルとURLをコピーしました