BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(37) <<はじめから読む! <36話 こちらの世界の自分が、最低な男であることには驚いた。けれど、彼が自分と同じように、早見に惹かれたことについては、密かに感動すら覚えた。 まるで運命みたいだ。 最も嫌いな言葉を思い浮かべてしまって、日高は... 2022.01.11 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(36) <<はじめから読む! <35話 二人きりになった部屋、口火を切ったのは日高だった。 「どういうことですか」 固く、緊張して上擦る声。心臓が嫌な音を立てている。そう、あの日追っ手から逃げたときと同じくらい、早鐘を打っている。 ミラクルレ... 2022.01.11 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(35) <<はじめから読む! <34話 「先生~。もう待ちくたびれましたよ! 支度に何時間かかるんですか! デート前の女子じゃないんですよ!」 三十歳くらいの女性だった。パンツスーツにヒールが低めのパンプスは、いかにも仕事ができそうなキャリアウー... 2022.01.10 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(34) <<はじめから読む! <33話 なんとか発情期を乗り切り、二日ぶりにまともな食事にありついていた日高は、早見の服装に違和感を覚えた。 普段、人前に出るわけでもない在宅ワーカーである彼は、清潔感があり、だらしなく見えない程度のカジュアルな... 2022.01.10 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 保護中: 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(33) このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード: 2022.01.09 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(32) <<はじめから読む! <31話 食事が終わり、早見が自分の書斎に籠もって仕事を始める頃になっても、日高はリビングから動かなかった。思い悩む飼い主の姿を、メレンゲは不思議そうに見つめている。 映画に行きたいと言って、配信まで待てと言われた... 2022.01.08 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(31) <<はじめから読む! <30話 翌朝、起きてきた早見は、決まり悪そうな表情を浮かべていた。 だからといって、謝罪はない。謝ることはすなわち、自分の唐突な行動の理由を述べなければならないということ。早見は日高に、昨日逃げた訳を説明するつもり... 2022.01.08 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(30) <<はじめから読む! <29話 たまたま映し出されたのは、夏らしく、心霊特番であった。あまり見たことがなかったので、不満も忘れ、日高はじっと画面を見つめてしまう。 『いやあ、これは加工でしょ。いくらでも画像ソフトで作れますよ、こんなの』 ... 2022.01.07 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(29) <<はじめから読む! <28話 夕飯の後、日高はテレビの電源を入れた。ソファに並んで座り、メレンゲがおもちゃと戯れているのを見守りながらの団欒は、一日を締めくくる大切なイベントだった。 テレビを見ることもあれば、ゲームをすることもある。日... 2022.01.07 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(28) <<はじめから読む! <27話 「メレンゲ、おいで」 ソファに座った日高の呼び声に応えて、巨大な綿あめが乗り上げてきた。 都会では滅多に見ることのないスタンダード・プードルの成犬の重さは、二十キロ近い。重みに「ぐっ」と呻くと、己のせいだと... 2022.01.07 BL平行線上のアルファ長編小説