オメガバース

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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(37)

<<はじめから読む! <36話  こちらの世界の自分が、最低な男であることには驚いた。けれど、彼が自分と同じように、早見に惹かれたことについては、密かに感動すら覚えた。  まるで運命みたいだ。  最も嫌いな言葉を思い浮かべてしまって、日高は...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(36)

<<はじめから読む! <35話  二人きりになった部屋、口火を切ったのは日高だった。 「どういうことですか」  固く、緊張して上擦る声。心臓が嫌な音を立てている。そう、あの日追っ手から逃げたときと同じくらい、早鐘を打っている。  ミラクルレ...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(35)

<<はじめから読む! <34話 「先生~。もう待ちくたびれましたよ! 支度に何時間かかるんですか! デート前の女子じゃないんですよ!」  三十歳くらいの女性だった。パンツスーツにヒールが低めのパンプスは、いかにも仕事ができそうなキャリアウー...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(34)

<<はじめから読む! <33話  なんとか発情期を乗り切り、二日ぶりにまともな食事にありついていた日高は、早見の服装に違和感を覚えた。  普段、人前に出るわけでもない在宅ワーカーである彼は、清潔感があり、だらしなく見えない程度のカジュアルな...
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保護中: 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(33)

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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(32)

<<はじめから読む! <31話  食事が終わり、早見が自分の書斎に籠もって仕事を始める頃になっても、日高はリビングから動かなかった。思い悩む飼い主の姿を、メレンゲは不思議そうに見つめている。  映画に行きたいと言って、配信まで待てと言われた...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(31)

<<はじめから読む! <30話  翌朝、起きてきた早見は、決まり悪そうな表情を浮かべていた。 だからといって、謝罪はない。謝ることはすなわち、自分の唐突な行動の理由を述べなければならないということ。早見は日高に、昨日逃げた訳を説明するつもり...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(30)

<<はじめから読む! <29話  たまたま映し出されたのは、夏らしく、心霊特番であった。あまり見たことがなかったので、不満も忘れ、日高はじっと画面を見つめてしまう。 『いやあ、これは加工でしょ。いくらでも画像ソフトで作れますよ、こんなの』 ...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(29)

<<はじめから読む! <28話  夕飯の後、日高はテレビの電源を入れた。ソファに並んで座り、メレンゲがおもちゃと戯れているのを見守りながらの団欒は、一日を締めくくる大切なイベントだった。 テレビを見ることもあれば、ゲームをすることもある。日...
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平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(28)

<<はじめから読む! <27話 「メレンゲ、おいで」  ソファに座った日高の呼び声に応えて、巨大な綿あめが乗り上げてきた。 都会では滅多に見ることのないスタンダード・プードルの成犬の重さは、二十キロ近い。重みに「ぐっ」と呻くと、己のせいだと...
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