年下攻め

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保護中: 重低音で恋にオトして(9)

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重低音で恋にオトして(8)

<<はじめから読む! <7話  改めて、素面の状態で連れてこられた響一が暮らす部屋は、大学生の独り暮らしにはあはり、分不相応だ。3LDK、明らかにファミリー向けの物件で、しかも南向きの角部屋。  不躾にならない程度にじろじろと観察していた敬...
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重低音で恋にオトして(7)

<<はじめから読む! <6話  あの日、響一自身の言葉が心に残っていると語ってから、彼はずいぶんと気を許してくれた。ようやく友人になれたのか、響一の口から敬語が消えた。  嬉しい変化であったが、もともとのお喋りの練習台という側面は鳴りを潜め...
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重低音で恋にオトして(6)

<<はじめから読む! <5話 「あれ~? 松川まつかわじゃん。それに鈴木も。お前ら知り合いだったのかよ」  耳障りな甲高い声で、しかも早口。顔を見なくてもわかる。石橋である。  少数精鋭を謳う医学部は、学生同士はみんな顔見知りなのだろう。響...
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重低音で恋にオトして(5)

<<はじめから読む! <4話 「響一、こっちこっち!」  SNSでの癖で、「キョウ」と呼びかけそうになって、一度飲み込んだ。所在なさげにしている響一に、手をひらひらと振る。 「敬士くん。お待たせしました」  あからさまにホッとした表情を見せ...
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重低音で恋にオトして(4)

<<はじめから読む! <3話  自室のベッドの上、スマホを前にしてちょこんと正座した敬士は、緊張していた。  おかげで、待ちわびていたコール音とともにスマホに手を伸ばしたのはいいが、手が滑って落としてしまった。  一瞬、「やば!」と思ったが...
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重低音で恋にオトして(3)

<<はじめから読む! <2話  土下座をなんとかやめさせた敬士は、キョウ……本名・鈴木すずき響一きょういちと、リビングダイニングのテーブルを挟んで向かい合った。  響一は、茶を出してくれた。湯呑みを持つ手が、カタカタと細かく震えており、敬士...
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重低音で恋にオトして(2)

<<はじめから読む!  目を開ければ、見知らぬ天井だった。  敬士がヤリチンと呼ばれる人種なら、隣に見知らぬ女性が……というシーンである。しかし悲しいかな、敬士は童貞。ベッドには、他人の温もりはない。  しばらくぼーっと、前夜のことを思い出...
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重低音で恋にオトして(1)

四人兄弟の三番目として生まれて、今年で二十一年。  そのおかげか、空気を読む能力には長けていた。  年上の新入生相手にどう対応すべきか悩んでいる先輩とか、タメ口になっては語尾だけ「……ッす」と、中途半端な敬語に直す同級生。  彼らの前ではお...
レビュー

君がいなきゃ涙さえ出ない(沙野風結子)

12月もBL小説でアツアツです。 「君がいなきゃ涙さえ出ない」(沙野風結子) 表紙イラストといい、タイトルといい、センシティブ系の切ない話かな~、と思って買いました。実際まぁ、辛い過去もちの受けとそれを温かく包む攻めっていう私の好きなカップ...
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