筋肉受け

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迷子のウサギ?

しあわせのしっぽ(1)

自分が表舞台に立つのはやはり失敗だ、と笹川は内心、溜息をついた。聴衆の耳を彼の声はただ通り過ぎていく。それは彼らの目が、プロジェクタで投影されたプレゼン用のスライドではなく、笹川の顔に注がれていることからもわかる。 「……ですから、ここにお...
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迷子のウサギ?(エピローグ②)

<<はじめから読む! <エピローグ① 「わかっていたんだろう?」  コーヒーを飲みながらの笹川の台詞に、高山は「なにが?」と首を傾げた。 「とぼけなくてもいい。あいつらがこうなるってこと、お前にはわかっていたんだろう?」  あいつら、という...
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迷子のウサギ?(エピローグ①)

<<はじめから読む! <54話  夢を、見ていた。傷ついた自分を救ってくれた、憧れのアニマル・コーディネーターがそこにいた。自分と同じ目に遭った子供たちを救いたい、同じ目に遭った自分だからこそできることをしたい。そう考えて、ヒューマン・アニ...
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保護中: 迷子のウサギ?(54)

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保護中: 迷子のウサギ?(53)

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迷子のウサギ?(52)

<<はじめから読む! <51話  さすがに重くて湊を運ぶことは不可能だし、人目を気にしつつ一気に移動しなければならないので、湊を起こした。寝ぼけ眼を擦りつつ、ふにゃりと寝ぼけた笑みを浮かべた湊の頬を優しくぺちぺちと叩いて「しっかりしろよ」と...
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迷子のウサギ?(51)

<<はじめから読む! <50話 「寝てもいいよ」  俊の言葉に、途端にとろんと目を蕩けさせた湊は、うん、と頷く間もなく、すぅ、と音もなく眠りに落ちて行った。がくり、と頭の重みで首が曲がり、下手をするとむち打ちになるぞ、と俊は自分の肩に湊の頭...
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迷子のウサギ?(50)

<<はじめから読む! <49話 「ああ、ウサオ……」 「湊」  え? と丸くなった俊の目を見つめた。 「俺の名前は、倉橋湊。まぁ、ウサオの方が呼びやすかったら、ウサオのままでもいい……けど」  本名を教えているだけで、なぜこんなにも恥ずかし...
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迷子のウサギ?(49)

<<はじめから読む! <48話  目の前で目まぐるしく動く光景に、湊は目を回した。何人もの警察官がやってきて、目の前の男を拘束する。男は抵抗しなかった。警察が彼の白衣のポケットから拳銃を取り出すと、彼らはざわめいた。  銃刀法違反の現行犯だ...
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迷子のウサギ?(48)

<<はじめから読む! <47話  さらわれた場所がどこなのか、湊には皆目見当がつかない。ただ、外の音が聞こえないことから、防音設備も完璧なのだろうと思った。安藤にレイプされて悲鳴を上げたとしても、すべて分厚い壁が吸収してしまうのだろう。  ...
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