BL 次に歌うなら君へのラブソングを(3) <<はじめから読む! <2話 六月一日付で、花房はなふさ一里いちりは司の教室に配属された。小さな教室だから、社員は室長の司と、花房のふたりきりだ。 「蓬田先生。こちら、花房先生」 上長である湧田がわざわざ花房を連れてきた。 初対面の感... 2023.02.09 BL次に歌うなら君へのラブソングを長編小説
BL 次に歌うなら君へのラブソングを(2) <<はじめから読む! 『その新人、花房はなふさ先生っていうんだけどさ、社長の甥っ子なんだよね』 案の定、終電滑り込みコースになった司は、湧田の言葉を反芻しながら歩みを速めた。 五月も半ばを過ぎ、日中は真夏と紛うほどの暑さの日も少なくない... 2023.02.08 BL次に歌うなら君へのラブソングを長編小説
次に歌うなら君へのラブソングを 次に歌うなら君へのラブソングを(1) 電話の向こうの声が、一瞬静まった後に、キンキンと甲高く響いた。 『じゃあ先生は、うちの子がずる休みをしたって言いたいんですか!?』 だからそうだって言ってんだろ。 反射的にそう受け答えしたくなる気持ちをぐっと堪えて、司つかさは下手に出る... 2023.02.07 次に歌うなら君へのラブソングを