長編小説

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ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【8】

<<はじめから読む!<【7】 刺したり刺されたり、殺したり殺されたりする覚悟があれば、ハーレムはつくることができるらしい。 本当だろうか? 考えてみれば、ハーレムや後宮は、権力者のための施設だ。イスラーム帝国のスルタンしかり、日本や中国の帝...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【7】

<<はじめから読む!<【6】 翌日、学校に現れた篤久は、ある意味クラスの話題をかっさらっていた。「おはよう」 にこやかに挨拶をしているが、両手の指、全十本に包帯が巻かれていて、とてもじゃないが正気とは思えない。周りが心配するものの、本人は「...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【6】

<<はじめから読む!<【5】 糸屋に行ってから、一週間が経った。 放課後、僕の近くに寄ってきた篤久は、頭がお花畑状態らしい。ふわふわと夢見心地の目がとろんとしていて、言葉を選ばずに言うと、気持ち悪かった。 だが、どれほど気味が悪くても、彼は...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【5】

<<はじめから読む!<【4】 縁結びのおまじないをした翌日から、都合よく美希と仲良くなれるなんて、そんなうまい話はなかった。 チャイムが鳴るまで、篤久は僕の席で喋っていた。運動部しか使わない、馬鹿みたいに大きなエナメルバッグを邪魔にならない...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【4】

<<はじめから読む!<【3】「おはよう」 約束をしているわけではないが、部活をやめた篤久とは、登校時間もよくかぶるため、一緒に学校へ行く日も多い。開店準備中の店前を、他愛のない話をしながら抜けていく。糸屋の前は、あえて素通りした。「ところで...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【3】

<<はじめから読む!<【2】「ただいま」 商店街を抜けたところで、篤久とは左右に分かれた。あの不思議な店以外に寄り道はしなかったから、まだ日は高い。 僕の帰宅の報に、返事はなかった。再放送の刑事ドラマだろう音は聞こえるから、母は在宅のはずだ...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【2】

<<はじめから読む! 糸屋って知ってるか? 駅までの道のりをゆっくりと歩きながら、篤久の話を聞いた。「糸屋?」 どんな店なのか想像ができなかった。篤久のことだから、大盛りサービスの充実したラーメン屋か。 いいや、それなら美希は無関係。僕の背...
ごえんのお返しでございます

ごえんのお返しでございます【1】

十二月を師走というが、「師」を「教師」に限定すれば、四月も同じくらい慌ただしいものだと、端から見ていて思う。 一年でやらなければならないカリキュラムは決まっていて、それなのに、健康診断やら歓迎会やらで、授業時間は限られる。五月末の中間テスト...
BL

次に歌うなら君へのラブソングを(19)

<<はじめから読む!<18話 勝手知ったる自分の家とばかりに、キッチンでコーヒーを淹れた。お互いにこだわりがないので、インスタントを適当に。新調したばかりのおそろいのマグカップを手に、司が部屋に戻ると、花房は愛おしそうにギターを抱きしめ、爪...
BL

保護中: 次に歌うなら君へのラブソングを(18)

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