長編小説

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愛は痛みを伴いますか?(40)

<<はじめから読む! <39話 「僕は! 人殺しじゃない!」  動こうとした雪彦を制して、幹也は震える声を張り上げた。 「あの日」  思い出したくもない、母が死んだ冬の日のことを幹也は目を閉じて思い出...
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愛は痛みを伴いますか?(39)

<<はじめから読む! <38話 「誰だ……?」  早川は雪彦を止めなかった。雪彦の後ろから顔を出すと、院長の顔色だけがはっきりと変わったのがわかる。注目を浴びているのは雪彦だが、さらに大きな鶴見が背後から姿を現す...
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愛は痛みを伴いますか?(38)

<<はじめから読む! <37話 「何か理由があるのではないですか、幹也さん?」  年かさの医師は穏健派で、子供のような幹也に対しても、丁寧な言葉遣いを崩さなかった。外科部長のように慇懃無礼な口調ではなく、本心から...
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愛は痛みを伴いますか?(37)

<<はじめから読む! <36話  病院には、正々堂々正面から入った。受付で、早川は誰かを呼び出した。やって来たのは、背の高いハンサムな医者で、白衣よりもタキシードがよく似合いそうだった。 「本当に来たのか、早川」...
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愛は痛みを伴いますか?(36)

<<はじめから読む! <35話  しばらくは、こまめに早川と麻衣子は連絡を取り合っていた。しかし、それが三日に一回から一週間に一回となり、一ヶ月に一回まで減り、ついには連絡が途絶えた。早川の生活も忙しくなり、なかなか麻...
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愛は痛みを伴いますか?(35)

<<はじめから読む! <34話 「あいつが愛人の子だということは?」  雪彦は首肯した。兄を名乗る男に絡まれて知った。早川は病院見学のときのことを聞くと、「クズめ」と舌打ちした。 「まぁ、知っているなら話は...
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愛は痛みを伴いますか?(34)

<<はじめから読む! <33話  いろいろな場所を家探しするも、特にヒントは残されておらず、雪彦は涼しくなったリビングの床に、座り込んだ。涼しくなってきたはずなのに、汗が止まらない。ピアスの箱を眺めながら、雪彦は大きな...
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愛は痛みを伴いますか?(33)

<<はじめから読む! <32話  テスト期間となっても、幹也との距離は縮まらなかった。返信もないし、マンションに行っても門前払いを食らう。合鍵は持ち歩いていても、緊急事態以外は使えない。  テスト直後なら逃げられ...
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愛は痛みを伴いますか?(32)

<<はじめから読む! <31話  空いている座席を見つけて荷物を置き、ほっと一息つく。早速テキストとノート、電子辞書を取り出して開いたところで、「あ」という声に顔を上げた。  聞き逃してしまいそうなほど、小さな声...
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愛は痛みを伴いますか?(31)

<<はじめから読む! <30話  その事件以来、幹也は雪彦のことをあからさまに避け始めた。正しい距離感の友人同士ではなかったせいか、さりげなさを装うということをできない。  大学で会ったときも「今日行っていいか?...
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