お知らせ 最初にお読みください【必読】 「いろ葉書房」は管理人・葉咲透織によるオリジナル小説&レビューサイトです。 掲載している文章の著作権はすべて、管理人にあります。他のサイトへの無断転載や同人誌化はおやめください。小説はすべてフィクションです。実在の人物等とは一切関係ありませ... 2020.04.17 お知らせ
お知らせ 電子書籍情報 ☆小説 イマジナリリィ(いろ葉書房)(2023年5月配信) ブログ他にアップしていた女子校が舞台の小説、百合小説を短編集としてまとめました。収録作…『初恋をきれいにあきらめる方法』『映えない友達』『月色果実』『天使と羊飼い』『初恋はカラメル... 2020.03.24 お知らせ
BL 白金の花嫁は将軍の希望の花【4】 <<はじめから読む! <【3】 見送りの神官は、ごくわずかだった。 寝食をともにしたところで、白金の王子を友と呼んでくれる人間はいない。崇拝の目を向けられる生活は居心地が悪かった。 ボルカノでも宗派は違うものの、同じ神を祀っている。英... 2023.12.06 BL白金の花嫁は将軍の希望の花長編小説
BL 白金の花嫁は将軍の希望の花【3】 <<はじめから読む! <【2】 レイナール・アーノンが王家の養子になることは、産まれてまもなく、定められた。決して、己や父が望んだことではなかった。 母は産後の肥立ちが悪くて亡くなり、彼女を深く愛していた父親は、息子を手放したくないと抵... 2023.12.05 BL白金の花嫁は将軍の希望の花長編小説
BL 白金の花嫁は将軍の希望の花【2】 <【1】 グェイン侯爵の領地は、南の国境線に面した広大な土地であった。 歴史上、戦争が頻発していたこの地域では、いまだに様々な小国が小競り合いをしていて、周辺では飛びぬけた国力を持つボルカノ王国にも、時折飛び火する。 森を抜ければすぐ... 2023.12.04 BL白金の花嫁は将軍の希望の花長編小説
BL 白金の花嫁は将軍の希望の花【1】 「面おもてを上げよ」 想像していたのとは異なる声に、レイナールは一瞬、反応が遅れた。 母国で見た、ボルカノ国王の肖像画を思い出す。すらりとした威厳のある男だった。もっと若い頃は美形であったのだろうと推測できる。 彼の口から、怪鳥の鳴き... 2023.12.03 BL白金の花嫁は将軍の希望の花長編小説
ごえんのお返しでございます ごえんのお返しでございます【50】 <<はじめから読む! <【49】 エピローグ その日を境に、僕のスマートフォンは、姉からの着信を告げることがなくなった。頻繁にやりとりをする友人は学校にはいないから、大輔や渚からの着信があるくらいのもので、静かな毎日を送ることになった。 ... 2023.11.22 ごえんのお返しでございますライト文芸長編小説
ごえんのお返しでございます ごえんのお返しでございます【49】 <<<はじめから読む! <<5話のはじめから <【48】 一日中気を張っていたせいで、今日は食事がほとんど喉を通らなかった。昨日の今日なので、両親は僕のことを心配していた。 もともと、高校生男子にしては食が進まない方であるということは自... 2023.11.21 ごえんのお返しでございますライト文芸長編小説
ごえんのお返しでございます ごえんのお返しでございます【48】 <<<はじめから読む! <<5話のはじめから <【47】 翌日の午前中、親と交渉して休みをもぎ取ってきた大輔と合流して、糸屋へと向かった。嗅ぎつけたのか、大輔から聞いたのか、渚も一緒である。 気分のいい話ではない。大輔は僕の隠し撮り写真... 2023.11.20 ごえんのお返しでございますライト文芸長編小説
ごえんのお返しでございます ごえんのお返しでございます【47】 <<<はじめから読む! <<5話のはじめから <【46】 思い出した。すべて、思い出してしまった。 姉が死ぬ前日、つまり卒業式の日の夜の出来事は、僕の中では完全に黒歴史。思い出したくないトラウマになっていたのだ。 その諸悪の根源である... 2023.11.19 ごえんのお返しでございますライト文芸長編小説
ごえんのお返しでございます ごえんのお返しでございます【46】 <<<はじめから読む! <<5話のはじめから <【45】 身体が重い。高校受験に卒業式、疲労が蓄積した結果か。体がバキバキで、寝返りを打とうとしたら、動けなかった。 なんで? それに、なんだか揺れている気がする。すわ地震かと、僕は一気... 2023.11.18 ごえんのお返しでございますライト文芸長編小説
ライト文芸 ごえんのお返しでございます【45】 <<<はじめから読む! <<5話のはじめから <【44】 「姉さん、なんか今日、嬉しそうだね」 自分のイベントでもないのに。 僕の溜息交じりの問いかけに、姉は、「うふふふふ」という笑い声を噛み殺す気がない様子で、にやにやしながら頷いた。... 2023.11.18 ライト文芸長編小説