ホラー 雨宿り ギギ……チリン。 あら、いらっしゃい。初めてのお客さんね。 こんな天気だから、お客さんも来ないし、もう閉めちゃおうと思っていたの。ああ、大丈夫! 追い出したりしないわ。 迷惑なんかじゃない。来てくれて嬉しいわ。あなたを待っていたの……... 2022.02.04 ホラー短編小説
短編小説 空似の義兄 きっかけは、テツヤ(あるいはナオキ、だったかもしれない)の一言だった。 十年以上経った今でも、幸雄ゆきおは鮮明に覚えている。 『えっ、お前らって、双子じゃねぇの!?』 彼は、幸雄と康之やすゆきの顔を交互に見た。 小学校四年。十歳。成人... 2020.03.26 短編小説青春