溺愛

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青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(7)

<<はじめから読む!<(6) レイニの真摯な態度に癒やされつつも、ホムラの心は戻ってこなかった。人間を愛していたからこそ、その反動も激しかった。 用もないのに村に降りることはやめた。彼らの願いに頷き、聞いてやることをやめた。もともと、顕現し...
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青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(4)

<<はじめから読む!<(3) 水の精霊なりすまし作戦は、どうにか上手くいっている。 夏にかけ、雨が多くても少なくても、畑の作物は育たない。ホムラはレイニとともに、実際に農業に携わる人間――主に女たちとよく相談をして、雨を降らせる日や降雨量を...
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青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(3)

<<はじめから読む!<(2)「だからお願いって。ちょちょいといい感じに雨を降らせてくれたらいいんだからさ」 ホムラの居場所として用意されたのは、神聖な滝壺近くの庵であった。最初にレイニに案内されたとき、なるほど、精霊界との間の障壁が周りより...
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青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(2)

<<はじめから読む!「精霊様! 精霊様がいらっしゃった!」 目を開けたホムラを迎えた第一声は、興奮した男のものだった。 彼が自分を喚んだ御巫みこか。 わくわくと見れば、髭がもうもうと生えた大男だったので、驚いて後ずさった。 精霊が美しいもの...
青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(1)

指先が触れた瞬間、世界は歪んだ。 ホムラは濡れた爪をさっと引っ込めて、波紋が広がりきり、揺らぎが止まるのを待った。  落ち着いてくると、先ほどまで見えていた農夫が再び姿を現す。雑草を取り去り、作物を丹念に世話をする姿は眩しく、ホムラはじっと...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【26】(終)

<<はじめから読む!<【25】「レイ。これはここにやっていいのか?」「あ、えーと。それはサム爺に……サム爺! これってどうするの?」 ある秋の日、レイナールはジョシュアとともに、庭に出ていた。一角を整備してもらい、レイナール専用にした。サム...
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保護中: 白金の花嫁は将軍の希望の花【25】

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白金の花嫁は将軍の希望の花【24】

<<はじめから読む!<【23】 帝国には、過去、白金の王族が送り込まれていた。レイナールは、帝国にもヴァイスブルムの伝承が残っていることに賭け、皇帝に手紙を送った。 帝国の歴史について、遠く離れたヴァイスブルム出身のレイナールが知ることは多...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【23】

<<はじめから読む!<【22】 冬の風が吹く。首筋がひやっとして、レイナールはぶるぶると身体を震わせた。短く切りそろえた白金の髪は防寒には頼りなく、カールが差し出したストールを、ぐるぐると巻きつけた。「まだいらっしゃいませんよ。家の中でゆっ...
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白金の花嫁は将軍の希望の花【22】

<<はじめから読む!<【21】 ジョシュアが旅立って、三日経った。 アルバートが手の者をこっそりとつけているので、一行があと二日で国境を抜けるという情報が入ってきていた。本当なら、とっくに隣国に入り、帝国まで続く街道をひた走っている頃である...
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