拙作、『Beyond the Fate: ~運命になれなくても』が、本日4月8日、kindleストアから配信されました。
4月2日に配信になったばかりの『このキスは返品不可』は、イーデスブックスさんに原稿を委託して、表紙の作成から原稿のアップロードまで、すべてをやってもらいました。
↑まだまだイベント開催中なので、じゃんじゃん読んで応援してくださいっ!
私の作業といえば、原稿を書いてメール添付で送信しただけです。
しかし今回は、いろ葉書房から出版ということで、すべて自力でやりました。
この辺の作業もブログにアップして、「こんな機械音痴にもできるんだぞ!」と、自信をもって皆さんが電子書籍出版に挑戦できるようにしていきたいと思います。
さて、新刊の紹介それではいってみよう!
『Beyond the Fate~運命になれなくても』
ベータの耀は、数年前から主人の晴利のベッドの相手を務めている。彼に打ち明けた恋心は本当だけれど、抱かれる理由は晴利の父の命令であった。抱かれているだけで満足だと言い聞かせる耀だったが、近い将来、晴利が結婚した姿や、子供をかわいがる姿を間近で見なければいけないことに、改めて思い当たって……。
有能で不言実行タイプのアルファ×健気で一途なベータの主従オメガバース。
『Beyond the Fate~運命になれなくても』Amazon商品ページあらすじより
『Beyond the Fate: ~運命になれなくても』はオメガバースをテーマとしたシリアスなBLです。
以前出版社の新人賞に投稿したものを、改題しました。
いまいちタイトル気に入らなかったんですよね……今回しっくりくるものが思いついてよかったです。
有能な主人×一途な従者の王道ラブ
この話に関しては、俺様×健気というBL愛好家なら、誰もが通ったCPを追求したくて書きました。
受けの耀は、代々蘇芳家に仕える家の生まれで、幼少期から同い年の晴利に仕えるように言われてきました。
ずっと晴利の傍にいたいというのが彼の心からの願いです。
一途に晴利のことを想うあまりに、身を引こうとする場面も……。
王道! と思いながら書きました。
攻めの晴利は書いているうちに、
「あれ、全然俺様じゃないな、君……?」
と気づきました。
どうも私には、俺様はまだ難しいようです。
(そういえば二次創作でも俺様攻めってあんまりハマった記憶がない)
晴利は俺様成分が薄れましたが、有能だけど言葉が足りなくて誤解を与える攻めになりました。
恋愛小説はすれ違ってなんぼだと思っている派閥の方にはぜひとも楽しんでいただければ。
恋人じゃないけど抱かれます
主従BLの醍醐味といえば、「恋人じゃないけど身体の関係はある」ですよね!
(異論はあっていいだろう byぺこぱ)
耀は晴利に恋をしているけれど、肉体関係を持っているのは晴利の父の命令によるもの。
主人を騙している罪悪感でいっぱいになりながらも、やめようとは言い出せません。
性欲処理であっても構わないというくらい、健気に尽くし続けています。
不安でいっぱいのセックスが、恋愛関係に発展してどう変化するのかも、楽しんでいただければと思います。
(これもまた、主従BLの萌えポイントのひとつ!)
独自設定ありのオメガバース
そしてオリジナルでは初めて書いた、オメガバースものです。
アルファとオメガの運命の番システムも大好物です。読みます。
(書いたのは二次創作しかないけど)
でも、運命の番じゃなきゃ恋はしない、なんてことはないと思うんです。
アルファがオメガを、オメガがアルファを愛するだけが、世の中の組み合わせじゃない。
ベータを好きになることだって、アルファ同士、オメガ同士で好きになることだってあるだろうな。
だって恋は、堕ちるものだから。
運命を受け入れていた耀が、抗おうと選択する話です。
また、基本のオメガバースの考え方を踏まえつつ、若干のオリジナル要素がありますので、ご注意ください。
物語はもちろん、ハッピーエンドです。
今後晴利様に運命の番になるオメガが「来ちゃった💓」とか言ってきても、たぶんどうにかなるでしょう。
というか晴利様なら、どうにかします。
(作者は何も考えていない)
Amazon kindle unlimitedなら無料で読めます
いろんなところに登録するのも大変なので、kindle専売です。
なので読み放題会員なら、無料で読んでいただけます。
今後も電子書籍をじゃんじゃん出版していきたいと思うので、応援よろしくお願いします。
…ところで、二冊目も高身長受けじゃなかった…
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