おかげさまで7月も、kindleの配信ができます。
『お化け屋敷の椿姫』はこんなお話
『お化け屋敷の椿姫』は、3年くらい前に、某公募に投稿した作品です。
今回、配信するために久しぶりに読み返しながら手を入れました。
私の好きな「傷ついた訳アリの受けが、攻めの優しさと愛情によって癒され前を向く話」です。
北海道・札幌市が舞台
不良の先輩を激怒させたため、郊外の廃墟でひとり、肝試しをすることになってしまった優也。誰もいないと思われたその家には、美貌の男娼が暮らしていた。
Amazon商品ページより
それから七年。札幌の病院に看護師として勤務する優也は、雪の街で行き倒れの男を拾う。顔を覗き込むとそれは、あの日廃墟で出会った青年で……。
訳アリの人間が、とかく北に向かうのは昔からあるあるなので、舞台は北海道札幌市。
私は札幌出身ではないので(親戚はいるけど)、想像で書きました。
せっかくの北国が舞台なので、季節は冬。雪の降り積もる街です。
いつも夏の話ばかり書いているので、冬の話はちょっぴり新鮮ですね。
中盤でデートに行きますが、市内ではなくて車を飛ばして小樽まで行ってもらいました。
執筆当時、小樽の観光案内ページとにらめっこした記憶もあり、印象的なシーンになったかと思います。
美しい黒豹のような受け
何を書きたかったかっていうと、美貌の受けです。
クールに見えて表情豊か。皮肉屋だけど本当は優しい。
そんなサキが、なぜ廃墟に等しい家で男相手に身体を売っていたのか。
わざわざ北海道までやってきた理由はなんなのか。
攻めの優也と一緒に悩みながら、読み進めていただければと思います。
ヒントは彼の耳についた女性物のピアス。
私はピアスという装身具が大好きです。
『このキスは返品不可』では、隷属の証としてのピアスが出てきましたが、今回は……。
家族の物語
攻めの優也も受けのサキも、父親との確執を抱えて戦っています。
そんな二人が出会い、愛し合い、いつしか家族になっていく物語です。
特にサキの事情は(主に私の性癖のせいで)、辛いものになっていますが、ラストはハッピーエンドです。
安心してお読みください。
もちろんAmazon kindle unlimitedで無料。
購入の場合は450円となります。
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