BL ほおずき、弾けて 九月の夜。東京と比べて涼しいと見越して長袖を持参したが、必要なかったかもしれない。 店内は冷房が稼働しているにもかかわらず、宴会場の襖を明けた瞬間に、熱気がこちらへと向かってきた。 「今日の主役がようやくお出ましだぞー」 長い大学の夏休... 2024.01.31 BL短編小説
BL 重低音で恋にオトして(16) <<はじめから読む! <15話 長い夏休みが終わり、十月。キャンパスはいよいよ秋めいてきて、もう一枚、上着を持ってくるべきだったな、と敬士はくしゃみをした。 「フツーはガイダンスだろ……がっつり講義しやがって」 冬学期一発目の講義から、... 2022.07.06 BL重低音で恋にオトして長編小説
BL 保護中: 重低音で恋にオトして(15) このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード: 2022.07.05 BL重低音で恋にオトして長編小説
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BL 重低音で恋にオトして(12) <<はじめから読む! <11話 そんなに心配なら、現場に立ち会えばいい。 和音の誘いに乗って、初めて収録部屋に入った敬士は、カメラに映らない物陰で、居心地悪くぽつんと立っていた。 不安に視線をさまよわせていると、響一と目が合う。彼は「... 2022.07.02 BL重低音で恋にオトして長編小説
BL 重低音で恋にオトして(11) <<はじめから読む! <10話 結局、数回しか訪れることのなかった響一のマンションだったが、敬士は、道を覚えるのは得意だった。 大学近くに居を構えている彼の家までは離れている。電車に乗っている間も、そわそわして座っていられなかった。 ... 2022.07.01 BL重低音で恋にオトして長編小説
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BL 重低音で恋にオトして(8) <<はじめから読む! <7話 改めて、素面の状態で連れてこられた響一が暮らす部屋は、大学生の独り暮らしにはあはり、分不相応だ。3LDK、明らかにファミリー向けの物件で、しかも南向きの角部屋。 不躾にならない程度にじろじろと観察していた敬... 2022.06.28 BL重低音で恋にオトして長編小説