平凡受け

スポンサーリンク
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(13)

<<はじめから読む!<(12) 精霊界は常春だが、人間界はそろそろ秋になっただろうか。 確信をもって秋だと言えないのは、ホムラが水鏡を覗くことをやめているせいだった。 漫然と眺めているだけでは、任意の光景を見せるだけの鏡は、見る者が強く望め...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(12)

<<はじめから読む!<(11) 怪我をしたホムラを放っておけないと、レイニはその日、自分の屋敷に帰らなかった。 ふたりきりの庵の中、深く息をつく。肩の力が抜けている様子を見ると、レイニがいかに普段、重責に苦しめられているか想像がついた。 し...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(11)

<<はじめから読む!<(10) ルルがホムラの正体について明かしたその瞬間から、向けられる視線は厳しいものになった。 まさかそんなはずがない。でも、二番目の水の精霊の髪の毛は淡い青色で、最初の精霊とは全然違う。それに顔立ちも。光り輝く美しさ...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(10)

<<はじめから読む!<(9) ピアナがナパールの村に滞在するようになって、しばらく経つ。 レイニはホムラが彼女と出くわさないように細心の注意を払っているが、それでも時折、顔を合わせることはある。 レイニは何度も拒否しているはずだが、ピアナは...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(9)

<<はじめから読む!<(8)「せいれいさま、あそぼー!」「今日もお前たちは、朝早くから……」 ホムラは寝ぼけ眼だが、子どもたちは元気いっぱいだった。また母たちに怒られるぞ、と言ったところ、えっへんと胸を張る。「だいじょうぶ! せいれいさまの...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(8)

<<はじめから読む!<(7)『で? あんた結局、帰ってくるのやめたの?』 ルルは呆れ果てている。滝越しでよかった。直視しなくて済む。 彼女には、人間に利用された恨み辛みをぐちぐち言っていた。 人間に肩入れするからよ、と厳しいことも言うが、基...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(7)

<<はじめから読む!<(6) レイニの真摯な態度に癒やされつつも、ホムラの心は戻ってこなかった。人間を愛していたからこそ、その反動も激しかった。 用もないのに村に降りることはやめた。彼らの願いに頷き、聞いてやることをやめた。もともと、顕現し...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(6)

<<はじめから読む!<(5) しばらくの間、ホムラを抱擁していたレイニだったが、やがてゆるゆると身体を離した。「さあ、汚れを落とさなければ」 努めて明るく言い放つレイニに引かれ、ホムラは庵の中へと向かう。そのまま浴室に連れ込まれた。何か予期...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(5)

<<はじめから読む!<(4)『精霊様の庵のすぐ近くの崖下。そこにしか咲かない、美しい花があるのです』 若い狩人は、地面に枝で図を描いて、それがどのような植物なのかを熱心に説明した。聖なる小百合と称されていて、採るのは困難だが、手に入れた者に...
BL

青炎は銀の御巫の愛に燃ゆ(4)

<<はじめから読む!<(3) 水の精霊なりすまし作戦は、どうにか上手くいっている。 夏にかけ、雨が多くても少なくても、畑の作物は育たない。ホムラはレイニとともに、実際に農業に携わる人間――主に女たちとよく相談をして、雨を降らせる日や降雨量を...
スポンサーリンク