『鳥人αに嫁いだ俺の試練』(滝沢晴)

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インディーズ小説・漫画

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『鳥人αに嫁いだ俺の試練』

本日のレビューはこちら!

『鳥人αに嫁いだ俺の試練』(滝沢晴)

鳥人というと、「天使みたいなんかな……」と思いますが。

イケメン猛禽類だぜ!

商業小説・漫画でもけも耳・尻尾のみならず、前面に「獣!」を押し出した作品が増えていますが、攻めの鳥様、カッコいいですね!
(ところでこのタイプの獣人で「受け」ってまだ見たことないんですけど、誰か知ってたら教えてください)

現代ファンタジーなオメガバース作品です。

Ωのユートには、AIの遺伝子マッチングによって運命の番が見つかります。
が、その相手が問題アリ(本人にとっては)。
人間とは緊張状態にある獣人の連合軍の偉い人だったのです……!

和平のために、と期待を一身に背負うユートですが、さほど気負いはありません。
顔を合わせるまでは、「男相手ってだけであれなのに、鳥人なんて!」と嫌がっていましたが、運命には抗えません。

結婚式のときに初対面を迎えます。
イケメン鳥人のラズウェルは、ユートのために人間の言葉を覚えて、愛を語りかけます。

「好きだぽえ。3年間、この日を待ち焦がれていたぽえ」

本文より

……ぽえ?

なぜか語尾にぽえぽえつけちゃうラズウェルに、ユートは「俺がしっかりしなきゃ!」と思います。
さらに、何度も「お前の名前、なんだっけ?」と言われ、「鳥頭!」と、ラズウェルがお馬鹿さんなのだと勘違いします。

当然、獣人軍の総指揮官が、お馬鹿さんではありえないんですけどね……
そういうところに頭が及ばない点、ユートの方がよほど……おっと。

当然「ぽえぽえ」言うのには理由があるのですが、読んでのお楽しみ。
獣人語と人間語のギャップも含めて楽しい小説です。

(まるで関係ないけど、私は「ぽよぽよ……」と独り言を言う癖があるので、ラズウェルに親近感がわきます)

お馬鹿さんな番を持って大変! と最初は試練だと思っていたユートが、ラズウェルを心から愛するようになっていくのを、もっと読みたかったです。
長編だったら、もっとすれ違ってたのかな~……なんて。

【2020/07/01追記】
2020年秋に開催予定のJ.Gardenにて、続編(子育て編)+ドラマCDの頒布が予定されているそうです。ドラマCDって、個人でも出せるんだな……!?

※音声が流れますので、ご注意を。
(初めてyoutubeの動画を貼りました)

「ぽえ」って大真面目に言うの、実際聞くとおかしいですね。美声だからさらに(笑)。

作者の滝沢晴先生は、商業作品も発表されています。

こちらは紙の本も出版されています。
書店の応援をしたいという方は、ぜひとも↓から注文してくださいね。




滝沢晴先生のtwitterはこちら

(ちなみに私の基準では、商業デビューされている方は「先生」です。
もし今までのレビューで、「私も商業デビューしてるんだけど!」とご立腹の方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。訂正させていただきます)

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