眼鏡攻め

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重低音で恋にオトして(16)

<<はじめから読む! <15話  長い夏休みが終わり、十月。キャンパスはいよいよ秋めいてきて、もう一枚、上着を持ってくるべきだったな、と敬士はくしゃみをした。 「フツーはガイダンスだろ……がっつり講義しやがって」  冬学期一発目の講義から、...
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重低音で恋にオトして(12)

<<はじめから読む! <11話  そんなに心配なら、現場に立ち会えばいい。  和音の誘いに乗って、初めて収録部屋に入った敬士は、カメラに映らない物陰で、居心地悪くぽつんと立っていた。  不安に視線をさまよわせていると、響一と目が合う。彼は「...
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重低音で恋にオトして(11)

<<はじめから読む! <10話  結局、数回しか訪れることのなかった響一のマンションだったが、敬士は、道を覚えるのは得意だった。  大学近くに居を構えている彼の家までは離れている。電車に乗っている間も、そわそわして座っていられなかった。  ...
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重低音で恋にオトして(8)

<<はじめから読む! <7話  改めて、素面の状態で連れてこられた響一が暮らす部屋は、大学生の独り暮らしにはあはり、分不相応だ。3LDK、明らかにファミリー向けの物件で、しかも南向きの角部屋。  不躾にならない程度にじろじろと観察していた敬...
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重低音で恋にオトして(7)

<<はじめから読む! <6話  あの日、響一自身の言葉が心に残っていると語ってから、彼はずいぶんと気を許してくれた。ようやく友人になれたのか、響一の口から敬語が消えた。  嬉しい変化であったが、もともとのお喋りの練習台という側面は鳴りを潜め...
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