眼鏡攻め

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恋は以心伝心にあらず(26)

<<はじめから読む! <25話  千隼が鍵を開け、中に入った瞬間、正面から抱き締められた。  服を着たままのスキンシップですら、なかなかすることがなかった。いつだってこの部屋で行われたのは、千隼が一方的に上に跨がり、腰を揺らすだけのセックス...
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恋は以心伝心にあらず(25)

<<はじめから読む! <24話 「おっと」  テーブルに音を立ててぶつかったスマホを、九鬼は素早く回収した。千隼はぶるぶると震えて、それから九鬼に「パートナーって……」と、尋ねる。  おそらく、間抜けな顔をしているに違いない。視界はなんだか...
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恋は以心伝心にあらず(24)

<<はじめから読む! <23話 「……ところで。今日は会社まで、何しに来たんだ?」 「あ」  恋人ショックで忘れていた。千隼は鞄の中から、九鬼のスマホを取り出す。 「これ、忘れていったから」  九鬼は手に取って、ふと千隼の顔を見つめた。意味...
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恋は以心伝心にあらず(23)

<<はじめから読む! <22話  おとなしくなった千隼を連れ、九鬼は適当な店に入った。勝手に二人分のアイスコーヒーを注文すると、じっとこちらを見つめてくる。  話をしようと言ったはいいものの、九鬼はどこから切り出せばいいのかわからずに、口を...
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恋は以心伝心にあらず(22)

<<はじめから読む! <21話  にっこり笑顔はそのままに、千隼は九鬼の腕に自分の腕を絡ませた。困惑する女性に、千隼は宣言する。 「君さ、こいつと付き合ってるみたいだけど、知ってる? こいつ、俺とも寝てんの。俺に突っ込んだチンコで、あんたに...
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恋は以心伝心にあらず(21)

<<はじめから読む! <20話  電車一本、駅から十五分あまりで、九鬼の勤め先に到着する。  出版社と聞いてイメージする高いビルとは大きく異なっていた。それでも、昔勤めていたアプリ開発会社は適当な雑居ビルの一室だったので、小さいとはいえ、自...
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恋は以心伝心にあらず(20)

<<はじめから読む! <19話  それから、九鬼は積極的に千隼をベッドに誘うようになった。  外ではあの女としているくせに!   なびきそうになる度、敵の顔を思い出して、のらりくらりとかわしている。  長い付き合いで、なんとなく九鬼の感情は...
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恋は以心伝心にあらず(19)

<<はじめから読む! <18話 「まだ、寝ないのか?」  心臓が口から出るかと思った。せっかく落ち着きかけていたのに、不意打ちなんてひどい。口元に無理矢理笑みを浮かべて、振り返る。 「も、もうちょっとだから。気にせず寝てろよ。明日も出勤だろ...
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恋は以心伝心にあらず(18)

<<はじめから読む! <17話  九鬼が愚痴っていた通り、梅雨が明けると、彼はますます忙しくなった。終電を逃しては、まだ電車の残っている千隼の家に泊まりにくる頻度も増えていた。 「イマドキの漫画家って、パソコンで描いてるんだろ? リモートワ...
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恋は以心伝心にあらず(17)

<<はじめから読む! <16話  さらに口を滑らせやすくなるように、日本酒を追加した。見ていると、ビールは平気だが、日本酒や焼酎にはてきめんに弱かった。  すぐに運ばれてきた日本酒を、九鬼は千隼の手から奪い取り、手酌で飲み始めた。よほど仕事...
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