『後宮の獅子、雛に喰われる明日を知らず 上巻』(天岸あおい)

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令和BL小説グランプリ レビュー

毎日暑い日が続いていますね。
先日熱中症なりかけでバイトを早退しました。
塩飴、塩タブレットのありがたさを感じたので、即行ドラッグストアで買いました。

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『後宮の獅子、雛に喰われる明日を知らず 上巻』

今日のレビューはこちら!

『後宮の獅子、雛に喰われる明日を知らず上巻』

なんて立派な筋肉……!

敵国との戦に破れ、囚われの身となったイメルド。
猛火の獅子と称される彼は、潔く処刑される覚悟を決めていたが、牢から出され、連れていかれたのは、幼い王・マクウスが暮らす後宮であった……。

商品ページのあらすじにも書いてありますが、上巻はショタ王×筋肉。
ショタ攻めも筋肉受けも大好物なので、ワクワクでした!

幼く頼りなく、虚弱体質のマクウスが、イメルドの極秘特訓により、徐々に頼もしくなっていく様は、まさに恋愛育成シミュレーションゲーム……(違う)!
素直で優しすぎるマクウス、そりゃあイメルドも可愛くなっていっちゃいますよね。

イメルドの好きなところは、脳みそまで筋肉じゃないところです。
脳みそ筋肉だったら、ここまで生き延びることもできなかったでしょうし、将軍・ディルワムが気に入って傍に置こうなんて思わないでしょうね。

このまま君たち結婚しちゃえよ! って感じですが、まぁ無理です。
マクウスの後宮には幼なじみで姉のような存在のネフしかおらず、その後送り込まれた美姫たちにもなびかず、でも彼は後継ぎを作る必要があって……。

イメルドは指南役にはなれても、妃にはなれません。
悪役・宰相の策略からマクウス王を守るために身を引くイメルドのラストの独白が切ないので、一気に読んでください。ぜひぜひ!

後宮を出て、マクウスと離れたイメルド。
下巻はいったい、どうなっちゃうの!?
宰相はやっつけることはできるのか!?
めちゃくちゃ楽しみです!

あ、あと個人的にはアグイロスの片思いが成就することを、心から祈っています。
それから番外編の二人はリバになるのかならないのか。
なりそうな気配を感じさせておいてその実……? はてさて……。

作者の天岸あおいさん(twitterはこちら)は、第1回BLグランプリでも上位につけていらっしゃいました。
今回の作品もスタートダッシュを決めていらっしゃいます。

前回イベント参加作品は、

↑こちらで。
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