『ファーターと愛弟子~寵花は師の手で花開く~』(はなのみやこ)

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レビュー

歯医者の待ち時間で夢中になって読んだ結果、帰宅して一気に読み切ってしまった!

イベントの電子書籍は、BL一本読了済みなので、ぼちぼちレビューします。
しますって!(誰に対しての言い訳なのか)

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『ファーターと愛弟子~寵花は師の手で花開く~』

今回ご紹介するのは、はなのみやこ先生の『ファーターと愛弟子 ~寵花は師の手で花開く~』

7月の新刊で、電子書籍はまだです。
(そのうち主要レーベルの紙本&電子書籍の発売日まとめようかな……)

表紙イラストが繊細でとても美しいですね……!

はなのみやこ先生といえば、以前レビューした

など、ファンタジーBLの方というイメージでしたが、今回は現代モノです。

入学した音大附属高校で、幼い頃から憧れていた有名ピアニスト・レオンハルトに師事することになった奏人。
同級生から疎まれ嫌味を言われつつも、レオンハルトの元で音楽の才能を開花させる奏人は、優しく甘い言葉に恋心を募らせていく。

とにかくレオンハルトが、作中で「ファーター」(お父さん)と陰で呼ばれるのも頷けるほど、奏人を溺愛。
それによって奏人が同級生から意地悪をされる……なんてことに気づかないほど、奏人のことしか見ていないです。
この辺はむしろ、高校生の奏人の方が大人なのかもしれません。

『虎族皇帝~』のときも思いましたが、受けの幼なじみとして登場する翔。
どうしてこう、捻くれて、受けに辛くあたる幼なじみが出てくるかな……!
前回の王太子のときは「ざまぁ!」って思えたんですけど、さすがに才能溢れるとはいえ、一般の高校生相手に「ざまぁ!」という展開は作れないし、私も思いたくない……うぅん。

終盤、レオンハルトの元カノが衝撃的なことを言った瞬間には、思わず本をぶん投げそうになりました。
(これは作者の先生ではなく、レオンハルトへの怒りです)
レオンハルト貴様~! 
奏人に手を出す前に、きちんと清算しておけよ!!! 電話やメールくらいできるだろうがっ!

と、まぁ、攻めへの怒りはなかなか治まりませんが、ラストは大団円なのでご安心ください。

本編中にいくつものクラシック曲が出てくるので、興味を持ちました。
有名どころではあるので(そして幼稚園~高校まで10年あまりピアノを習っていたので)、絶対聞いたことがあると思うのですが、どうも曲名と実際の曲が一致しない頭なもので……。

その程度の情熱だったので、大学は音大! とはなりませんでした。
才能もないし、手も小さいし。
(奏人は十度しか届かないって嘆いてたけど、こちとらオクターブが限界じゃい!)

はなのみやこ先生のtwitterはこちら

クラシックBLといえば金字塔のこちら

『富士見二丁目交響楽団 ベストアルバム(1)』

も合わせてどうぞ。
こちらも天才(指揮者)が自信のないヴァイオリニストを溺愛、才能を開花させていく話です。

……まぁ始まりが、伝説のタンホイザーなんですけど……

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