ファンタジー月間まだまだ継続中。
オススメ教えてください!
『黒帝は穢れた魔物に愛される』
本日はこちら。
和風異世界国家・ワダツミ三部作の終章です。
一巻、二巻で私のヘイトを嫌というほど集めた次男・キリイの話です。
また、三部作ラストということで不穏な動きをしていたギメイルという国との決着がつく話でもあります。
悪夢と頭痛に悩まされているキリイの元に、不遜な態度の薬師・スザクが現れます。
診察だと言いながら皇帝の身体を無遠慮に触れるスザク。
キリイの身体には大きな秘密があり……。
このファンタジー世界は人種によって男性器の形がまったく違うのですね。
人知れず、弟や夜伽の少年たちと異なる性器の形状に悩んでいたキリイが、出生の秘密について知ります。
(お母様が自分の意志で行ったことじゃなくてよかったな)
(三兄弟の父である前帝は知ってたのかな。知ってたんじゃないのかな……と思う)
一巻二巻とまっっったく好きになれなかったのですが、あれこれ悩んだ末の犯行(?)だったこと、キリイの孤独を知り、三部作の中では一番泣いた作品になりました。
(でも好きなのは三男の話なんだなあ。たぶん愉快な海賊の仲間たちが好きなのもある)
お相手のスザクもまぁ複雑な出生で。
いや、父親お前かよ!! って感じですけど。
っていうかお前いくつだよ!!
あのヤンデレ天使が再び暗躍します。
そしてそんなヤンデレで童貞を捨ててしまったハヤテくんとの再会も……。
ヤンデレの気を引いて時間稼ぎをするハヤテ、ついにヤンデレに感化されたのかと思った。
ヤンデレの末路に関しては……うん。
あ、攻めの尻が弄られますので地雷の方は避けた方が無難です。
キリイが夜伽の稚児を眠らせて非道なふるまいをしているときにスザクに弄られるのは、スザク×キリイが担保されているのでスルーできるかもしれません。
が、スザクの尻が普通に弄られているので(指でだけど)注意。
ラストは大団円!
何が一番よかったかって、海神様にサガンが認められてるのよかったです(笑)。
でっかい貝がら動かした瞬間、笑ってしまった。
商業出版された小説や漫画も、読み放題対象だったりするので調べてみては?
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