『届かない祈りと不死者たちの狂詩曲』(七条楓華)

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インディーズ小説・漫画

本日8月2日より、イーデスブックス様主催のイベント開催中です。

今回は参加していませんが、読み手として応援したいと思います。
明日から読み始めます。
面白そうな作品ばっかりだ~!

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『届かない祈りと不死者たちの狂詩曲』

ということで、気の向くままに読書は、こちらの本の紹介で一度ストップ。

『届かない祈りと不死者たちの狂詩曲』

ボーイズラブSF……BLというほどBLはしていないのですが、明らかに攻め→→→→受けなので、BLとカテゴライズします。

表紙からして格好いいですね!

何でも屋を営む二人の青年のバディ物。
もうね、大好物ですね。

何でも屋のヴァレンチン(黒髪)とマルク(金髪)は諸事情により借金持ち。
そこに破格の報酬を提示するセレブな女社長が現れたものだから、どんなに危険な仕事でも請け負わなければやってられん! と、依頼を受けた二人(というかヴァレンチン)。
とんでもない逃避行が今、始まる!

表紙だと二人ともイケメンだし、賢そうな顔をしているじゃないですか。
でも金髪のマルクは、馬鹿です。脳みそ空っぽです。
私が言ったんじゃありません。ヴァレンチンが作中で何度も何度も、言葉を変え言い続けています。

とにかくヴァレンチンの容赦のない罵倒がいいです。
よくこんなに罵倒語のボキャブラリーがあるね!? と、驚きます。
しかもそれが全然響かないマルク……。
凸凹バディ大好きなので、面白かったです。

バンパイア・ウィルスの存在やそれを利用した兵士など、SFとしても読みごたえばっちりです。
屈強なバンパイア・ソルジャーとして創り出されたマルクと、彼のドナーとして生み出されたヴァレンチン。
マルクはお馬鹿だけど、「愛し合うように作られている」という主張には、キュンと来ました。私は。ヴァレンチンも認めた方がラクになれるぞ……と思いつつ。

スケールのでかい逃避行は読んでいて爽快です。

短編集も出ているので、イベント作品を無事に読み終えたら読みます。

作者の七条楓華先生のtwitterはこちら。サイトはこちら

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