一冊電子でBLを挟む！
『愛されオメガの幸せごはん』（葵居ゆゆ）
↑Amazonの電子書籍ページに飛びます。
先日、幻冬舎コミックスの日で半額になったときに購入したBLです。
以前購入した、『銀色きつねは愛されアルファ』のスピンオフ元。
半獣はほとんどアルファばかりで、ウサギのオメガである灯里は珍しい。
オメガばかりが集う学園施設前に捨てられていたので、身寄りのない彼は、卒業後、施設の手伝いをしながら生活をしている。
そんな灯里の元に持ち込まれた縁談は、「半獣でオメガ、すぐにでも子どもが作れる」という、まさに灯里しかいない！ というような条件で･･････。
いわゆる契約結婚モノの一種なのかな。
攻めが求めた条件は、両親を亡くした甥のためのものだったので。
子育てモノでもあります。
スピンオフ先の『銀色きつね～』は人間ベータ×キツネ半獣アルファでしたが、こちらは王道のアルファ×オメガ。
特に攻めの貴臣が本心が読めないタイプで、健気な受けは「余計なことを聞いちゃいけない」と、思い込みで気を回しすぎてすれ違っていく･･････っていうのも王道ですね。
すれ違いつつも、オメガの発情期とそれに引きずられてのアルファの発情により、エッチシーンはあります。
身体の関係があるからこそ、心が繋がらないのが切ないんですよね～。
エッチのときの貴臣が、理系っぽい（笑）。
灯里のあられもない姿や恥ずかしい場所を観察して、しかもそれを口に出す。
無自覚な言葉責め、本当に厄介。
灯里も絶対そんなつもりないのに、調教されてしまうわそんなん。
葵居ゆゆ先生は、先日読んだこちらの話↓
↑でも思ったけど、カワイイ話や切ない話でも、エロいシーンがめっちゃくちゃエロいのが本当にすごいな、と思いました。
参考にしたいエッチシーンを書くBL作家さん、暫定一位になりました。
タイトルどおり、灯里の作るご飯がとても美味しそうです。
ご飯が美味しそうな小説はだいたい面白いんだ、知ってる。
お弁当屋さんになって、みんなの幸せな顔が見たい･･････という夢を抱いて頑張っていました。
幼子の世話係として雇われたに近い婚姻関係とはいえ、家族ができてしまった。
でも本当の家族にはなれないと悟ったところで、本当は、一番の夢は家族を作ることだったのだと気づいてしまったところが切なかったな。
BLに出てくる気っ風のいい女性が好きなので、貴臣母も近所の奥様たちも好き。
オメガのうえ、子どもと種族の違う半獣だということを気にして外ではずっと帽子をかぶっていた灯里が、耳を出して堂々と歩けるきっかけをつくってくれたり、お弁当屋さんに通ってくれたりと、いいご近所付き合いで微笑ましいです。
お話の中で書かれていないシーン（エッチ）が、同人誌になっています。
電子書籍でも読むことができます。
こちらも読みました･･････。
貴臣さん、あなた彼シャツの威力知らなかったんですか！？
とってもエッチです。
ちなみに。
よ、読みたーい！
（電子にしてくださったりするかな･･････）
（一冊だけ通販するのちょっと悩む）
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