2020年創作まとめ

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はじめに

この記事は、twitterで見かけた「創作TALK」企画に合わせた創作雑記です。

2020年の総括と2021年の目標を掲げていますので、お暇な方はぜひ、お読みいただけると幸いです。

簡単に自己紹介をすると、
・BLとライト文芸(オレンジ文庫)を読むのも書くのも好き
・ミステリは読み専
・プロ作家目指して公募に挑戦して早3年? 4年?
・受けの身長は178センチ以上がいい
・twitterはだいたいジャニーズWEST

です。記事きっかけにブログにいらした方は、よければ小説も読んでみてください。

2020年にできたこと

①kindle個人出版

セルフ出版で電子書籍を5冊出しました。

『このキスは返品不可』

公募生活初期にディアプラスに投稿して4次選考だったものに加筆、続編を書き加えました。
イーデスブックスさん主催の「第1回BLグランプリ」参加作品です。

今年の目標が、「自作の小説で少しでもお金を稼ぐ」でした。
最初の一歩は全部自分一人だと不安だったので、イベントの力を借りることができたのでよかったです。

イーデスブックスさんは、審査なしで電子書籍化してくれるので、超初心者さんにはおすすめです。表紙もフリー素材で作ってくださいます。

とにかく優しい攻めととにかく可哀想で健気な受けの話です。読み返すにつけても、この頃の方がエロシーンに気合いと情緒を感じます。思い出せ、葉咲・・・・・・! お前の情熱を!

また、関連ssとしてpixivに『この愛は一方通行』(リンク先R-18・モブレ注意)、pixivFANBOXおよびnoteの有料機能を利用して、『あなたの過去、君の未来』という短編をアップしています。その後、葛原が柚月の実家に挨拶に行く話があってもいいんじゃないかと思いつつ、書けていません。

『三度目のしょうじき』

出版順としてはもっと後なのですが、『このキス~』のスピンオフ短編×3本の軽い読み物です。

二次創作を始めた初期の頃から私はケンカップルが大好き(なんてったって某サッカー漫画のライバルラブで最初のサイト運営していたし、アンソロ参加もしました)。
しかし一次創作では納得のいく犬猿の仲→恋愛という移行を書くことができず・・・・・・。なんとかひねり出したのが、チャラ男×ED眼鏡(口が悪い)の正反対なカップルでした。

同じ投稿者の方に、『このキス~』を事前に読んでもらったときに、「この二人の組み合わせってアリじゃないですか?」って言われたのが嬉しかったです。そう、そのつもりで書いてるもん!

『Beyond the Fate: ~運命になれなくても』

コロナ禍による緊急事態宣言を受け、私の勤める書店もGWまで休業を余儀なくされました。
「あ~! このままだと稼ぎがやばい!」と思った私、本当はもっと後になってから自分の手で電子出版しようと思っていた作品を前倒しで出しました。

これは2019年の角川ルビー大賞に応募してDランクだった(・・・)話を改題。
もともとは『運命の恋じゃなくても』でした。どっちがよかったですかね?

書いているときは、「やばい・・・・・・下限に全然届かない・・・・・・」と頭を抱えた記憶があります。
10万字近い長編って、当時は全然書いたことがなく、プロットの立て方も甘かったなあ、と今振り返ってみてそう思います。

現状、私の書いた唯一のオメガバースになっています。
オメガバースと言いつつ、不言実行型アルファ×健気で一途なベータの主従です。
アルファ×オメガの運命のつがいも読む分には好きなのですが、ちょっと捻ったのが書きたくなっちゃうんですよね。
読ませる技術もないくせにね(自分の心臓に刃を刺す)。

『お化け屋敷の椿姫』

これは最初で最後の挑戦になってしまった、Bプリンス文庫の新人賞に応募した原稿を改稿したものです。
結果は確か、三次落ちだったかな。
結構いい選評をもらったような記憶があります。

ルビーに出したときよりもずっと初心者だったので、「下限までが長い・・・・・・」とむちゃくちゃしんどかった覚えが。

地元・北海道を舞台にした小説で、美貌の男娼のサキさんというキャラクターがものすごくお気に入りです。
私は受けが好きなんですよ。二次でも好きなキャラは受けにする確率が100%。
受けの魅力を余すところなく伝えたいがために、攻め視点で小説を書くのが大好きです。
新人賞での受けはあんまりよくないのはわかってるんだけどー! 
美人で気位の高い受けに一途で尽くす年下攻め、いい男になる片鱗を感じさせることができていたらいいな。

『赤はもう、いらない』

完全書き下ろしの長編・・・・・・中編か。全寮制男子校という古き良きBLを標榜した作品となっております。
どうでもいい話だけど、私の中では全寮制男子校というと『タクミくん』シリーズと『卒業M』シリーズです。

「赤紙」という、私と同世代の人ならば確実に「花男」を思い出す小道具を使い、エッチで美人な先輩に振り回される童貞後輩を書こうとして、なんか違うものができました。
だいたいいつも、最初考えていたのよりもずれたものができあがるのはいったいなんでだろう・・・・・・?

②ピュアラブ小説大賞・佳作受賞

長く公募への挑戦を続けてきました。今年はようやく、これまでの努力が結実し、エブリスタで開催されたポプラ社ポケットショコラ・ピュアラブ小説大賞で佳作の受賞に至りました。

女子小中学生向けの恋愛小説の賞ということで、BLともノベル大賞に出す用の小説とも違う面白さがありました。
もともと男女の恋愛モノでは、セックスをなるべく書きたくない人間なので、向いていたのかもしれません。
BLはセックスが書きたいから大学生、男女はセックスを書きたくないから中高生を書きたくなるんだなあ。

受賞作『恋敵は姉貴!』は、ピュアラブ小説大賞の募集要項を見た次の瞬間にパッと思いついてプロットを立てた話です。
ちなみにmonokakiのポケットショコラの編集さんへのインタビューが役に立ちました。


「漢」と書いて「おとこ」と読むタイプの女の子が好きなので、格好いいお姉ちゃんに何もかも負けてる弟の話です。
そしてその少年が一途に恋する女の子も、清楚で優しいだけじゃなくて芯が強い、というのが私の萌えなんだな。

佳作なので出版云々の話は(現状)ありません。(いつでもお待ちしておりますが!)栄誉のみが与えられた形で、嬉しいけどやっぱり悔しい。
来年もピュアラブ小説大賞が開催されるなら、絶対に大賞受賞狙える作品に仕上げたいと思います。
男の子主人公だとやっぱり引きが弱い気がするので、次は女の子主人公でときめき度をアップさせたいです。

③ツールを使いこなすようになった

小説執筆は子供の頃からの趣味でした。
中学高校時代は夏休みの宿題の選択制作文で必ず小説を選び、原稿用紙20枚を埋めていました。
(ちなみにそのときに書いた作品をリメイクしたのが『桜待人』でした)
つまらんなー、と思った授業のときには、ノートの上部の空白を小ネタで埋めてみたり。受験勉強をしているフリをして、半分に折ったルーズリーフを忍ばせて鉛筆を走らせていた頃。

大人になって自分のノートPCを手に入れてからは、Wordばかり使っていた私ですが、今年は別のツールを使うようになりました。

ひとつはNola
キャラクター設定や世界観の設定、プロットから本編執筆まで包括的に行うことのできる創作支援ツールです。
私はもっぱらブラウザ版を愛用しているのですが、アプリもあります。

Nolaを利用することでプロット整理がうまくいくようになりましたし、公募の規定様式に合わせずに自由に書くことが楽しいしラク、Nolaはついでに文字数も隅っこに出るので成果が目に見えやすいのがよかったです。

Nolaで最初から最後まで書いたのは、『赤はもう、いらない』が最初かな? 
長い話を書くのが苦じゃなくなったのは、Nolaのおかげです。

来年4月〆切でTSUTAYA×Nola×徳間書店の小説賞があるんですけど、それは・・・・・・応募でき・・・・・・でき、るか? うーん。

もう一つは、今この文章を打ち込んでいるのもそうなんですけど、ポメラDM200です。

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感想(0件)


奮発して購入して本当によかったです。
ネットに繋がらないので、もう目の前にあるキーボードを叩いて書くしかない。
ノートPCよりも小さくて軽く、バイトの休憩時間にもさっと取り出して執筆ができる。

2021年ノベル大賞に出す予定の小説は、半分くらいポメラで書きました。1月末〆切のディアプラスは、全部ポメラで書きたいな・・・・・・書けるかな。

どちらも小説を書くのって楽しい! という気持ちを加速させてくれるツールです。
出会えてよかった!

④執筆速度が上がった(気がする)

ポメラやNolaを利用し始めて、これまでよりも執筆速度が上がったような気がします。

今年の8月以降はノベル大賞一本に絞って長編執筆の予定だったのですが、萌えとときめきと恋心(誰へのかはあえてここでは言わないけど、twitter見てる人にはだいたい想像がつく)が限界突破したので、10月〆切で10万字書こう! と頑張りました。
結果できあがったのが、『めっちゃ好っきゃねん!』です。
そして11月1日からはノベル大賞用にこれまた10万字の長編。

公募へのチャレンジが基本的に、
・コバルト短編小説新人賞(原稿用紙30枚)
・ディアプラスBL小説大賞(原稿用紙120枚)
・集英社ノベル大賞(原稿用紙100枚~400枚と幅がある)
を軸に書いていたので、長編って経験がなかったのです。
だから、ルビーとかBプリのときにうんうん唸って枚数を増やしていました。

Wordで字数と行数を指定して執筆をすると、かける必要のないブレーキをかけてしまうんだと思います。
プロットと照らし合わせて、「この枚数でこのシーンまで来てるってことは、もうやばい!?」と焦る焦る。
結局全然足りなくて、増やすのに苦心するのに。
字数を増やすよりも削る方が断然簡単なので、Nolaやポメラで枚数関係なしにとにかく書いてから、Wordに流し込んで枚数調整するという形にするようにしたら、下限を割ることはほとんどなくなりました。

ノベル大賞の初稿は、1ヶ月半で12万字弱書くことができて、新記録を達成しました。
まぁ荒いので、今頑張って直しているんですけどね!!!

スピードアップしたということは、量産が可能になったということで、今年はルビー以外は「出そう!」と思った公募には出せたかな。
3年ぶりにシャレードにも投稿できたし。
『愛は痛みを伴いますか?』
経験を積み重ねている手応えはあります。

創作と新型コロナウィルス

2月に久しぶりに同人誌を作成、イベントに参加しました。
ギリギリでした。
みんなマスクして、でも遠征してきている人もいて、終わったあとはアフターもしました。
(そして次の週は実家に帰省)
いや、本当にギリギリだったな・・・・・・イベントも帰省も。
帰省のときに伯母のお見舞いに行くことができず、その一週間後に亡くなってしまったのが今でも残念でなりません。

その後、緊急事態宣言を受けて生活は一変。
私の勤めている本屋も、商業施設の中にあるために、GW明けまで休業が決まりました。

その間に執筆していたのが、『恋敵は姉貴!』でした。

執筆時間は確保できるけれど、家で書くしかなかったのでそれはつらかったですね。
たまにはカフェやファミレスで作業がしたいというタイプなので。
本屋に行く機会が減ったのも痛かったです。勤め先はもちろん、商業施設内の書店は軒並み休業だったし、日用品・食料の買い物くらいしか出歩くこともできないし。
それでも近所の書店が自社ビルだったので、どうしても欲しい! という本に関しては、月1回まとめて購入できたので、マシだったかな。
(通販しろよという声が聞こえてきたけれど、本はできる限りリアル書店で買います。漫画は最近、電子書籍で買うことが増えてきたかな?)

書いている小説の中身に関しては、私は「コロナのないif世界」ばかりです。
もうね、ニューノーマルな生活を創作世界に取り入れている作家さんのことは尊敬しております。
私は無理です! マスクとか消毒とかいろいろ、考えたくないもん!!

2021年の目標

究極的に言えば、「2021年こそ受賞or書籍化」なのですが、そのために積み上げたいことを挙げます。

①長編(10万字)を三本執筆

文庫本一冊分となると、やっぱり10万字を書かなければなりません。
今年は『めっちゃ好っきゃねん!』と1月10日に応募する『断頭台の友よ』という作品、2本が10万字オーバーの長編となりました。
(『恋敵は姉貴!』は8万字、『クレイジー・マッドは転生しない』は2019年の秋~年末にかけて書いていたので除外)
(『クレイジー・マッド~』は3ヶ月で14万字だったので、執筆スピード本当に上がったなあ)

来年は10万字を最低三本書き上げたいです。
今年のスケジュールを考えると、3月末のルビー・7月末の集英社ナツイチ(来年もあるって信じてる)・2022年ノベル大賞かな。
他にも富士見ノベル大賞とか気になる小説賞があるので、もしかしたら増やすかもしれません。2022年ノベル大賞は最悪中編になっちゃう可能性があるし・・・・・・。

②短編も頑張る

2020年一番反省すべきは、コバルト短編小説新人賞をサボり倒してしまったことです。
せっかく2ヶ月に1回〆切と結果発表があって、ドキドキを持続できる賞だというのに、応募しないのはやっぱりもったいない。
コバ短は発表日のtwitterを見るのも楽しみなので、その輪の中に戻りたいです。

③小説サイトに完全新作を投稿する

公募と並行して、来年は小説投稿サイトに小説賞とか関係なく投稿をしてみたいです。
昨今のBL小説、ライトノベル界隈だとサイトからの拾い上げも多く、公募のみに専心して、チャンスを逃すのがもったいないかな、と考えたので。
現在エブリスタしかまともに投稿していないので、皆さんのおすすめの小説サイトを伺いたいです。
一応「小説家になろう」はアカウントを持っているので、ムーンライトも含めて投稿したいと思っているのですが、他は全然。
気になっているのはスターツ出版が運営されている「ノベマ!」「ベリーズカフェ」です。
まだアカウント登録もしていないのですが・・・・・・。

④一次創作同人誌を作成・頒布

これまで作った同人誌がすべて二次創作なので、一次創作でも小説同人誌を作りたいです。
表紙デザインとかまるでできないのですが、2月に作ったときに「今は全部印刷会社にお願いできるんか・・・・・・!」と感動しました。
セミオーダーならお金もかからないし、しまや出版さんはたくさんのテンプレートを用意してくれているので、フォントにこだわりのない人は気軽に同人誌を出せる時代になったんだなあ・・・・・・しみじみ。


出したいのは『大きなのっぽのお姫様』の改稿というかイチから書き直したバージョンです。
靖男×千尋のカップルは、私の中では一番特別な二人なので、続きも書きたいんです。
イベント合わせじゃないと本を作ることができないので、秋のJ庭に出たいです。

⑤ファンを増やす

最後だけ全然具体的じゃないな・・・・・・。

デビューするだけじゃなく、細々とでも本を出し続けることのできる作家になりたいと思っています。
まずは作品のファンになってもらえるように、読者に自分の萌えが伝わるように書き上げること。
twitter運用をきちんと考えること。kindleの宣伝をもっと効果的に行うこと。
自分の性癖特化したつぶやきをした方が、同じ性癖をもつ人にフォローしてもらえるんじゃないかな。
夢の商業デビュー後のことばかりじゃなく、もっと積極的に小説のマネタイズは行っていきたいです。
pixivFANBOXの運用をしっかり考えて実行して、支援してくださる方を増やすのが目標です。

2020年はとにかくたくさん、しかも楽しく執筆ができました。
2021年も楽しく、自分らしく創作活動を行いたいと思います。

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