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次に歌うなら君へのラブソングを(13)

<<はじめから読む!<12話 自分が花房の夢を妨げてしまった。その事実に、夜も眠れないほど悩んだ。 同じ教室で、いずれは室長として切磋琢磨したい。自分の密かな夢は、花房の夢を踏みにじった上にしか成立しないのだと、改めて思い知らされる。 司が...
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次に歌うなら君へのラブソングを(12)

<<はじめから読む!<11話「花房先生、めっちゃくちゃかっこよかったです!」 興奮した口調、拳を握って振り上げるのは菊池だった。すでに生徒を見送り、電話営業もできない時間帯だから、今日の仕事のまとめと明日の準備をのんびりとやっている。 花房...
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次に歌うなら君へのラブソングを(11)

<<はじめから読む!<10話 一度倒れたことで、花房は吹っ切れた。 休日出勤の代休もしっかり取るようになったし、授業前にはおにぎりや菓子パンを頬張って、エネルギー補給をしてから臨む。急いで飲み込もうとしている姿を見て、「ゆっくり食えって」と...
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次に歌うなら君へのラブソングを(10)

<<はじめから読む!<9話 朝六時に鳴り出したスマホのアラームを、開始三秒で止めることに成功した。寝室は静かで、司はホッとする。 台所を借りて、朝食を作った。起きたときに少しでも食べてもらえればいい。 ハムと卵、レタスのサンドウィッチに野菜...
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次に歌うなら君へのラブソングを(9)

<<はじめから読む!<8話 自分が入れる授業は入り、どうしても無理なところは今日は出勤していないアルバイトに急遽来てもらい、なんとか事なきを得た。授業中は花房を沢村に任せ、おかげで彼女も残業になってしまった。 頭を下げると、彼女は司のことを...
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次に歌うなら君へのラブソングを(8)

<<はじめから読む!<7話 花房を見守っていた司だが、そうはいっても、彼もいい年をした成人男性である。当然、手のかかる子どもたちを多数抱えている状況で、そこまで注意していられるはずもない。 顔を合わせてはちゃんと食べているのか、寝ているのか...
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次に歌うなら君へのラブソングを(7)

<<はじめから読む!<6話「蓬田先生、お時間いいですか?」 丁寧な口調は声音も朗らかで、司は一瞬、呆けてしまう。「お前誰だ?」が顔に出ていたようで、花房は途端に、うろんな顔つきになる。慌てて取り繕って、「大丈夫」と笑うと、彼は気にした様子も...
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次に歌うなら君へのラブソングを(6)

<<はじめから読む!<5話「えー? 歓迎会開いてもらってないのー? ダメじゃないか、蓬田先生。新人を受け入れる、その姿勢が大事なんだから」 折しも、今日は土曜日。明日はテスト対策の特別授業も入っておらず、普通に休みであることを告げると、湧田...
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次に歌うなら君へのラブソングを(5)

<<はじめから読む!<4話 男――花房は、最低でも週に三回は、駅前で弾き語りをしていた。帰りに彼の歌を聞くことが、司の楽しみになっていた。観客はいたりいなかったり。通りすがりの一見客ばかりの中、常連になっていた司のことを、彼も認知していたは...
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次に歌うなら君へのラブソングを(4)

<<はじめから読む!<3話 二十四歳。新卒一年目はどうにかなった精神力は、二年目になって急激に摩耗していた。何もかもが初めてだった新卒時よりも、勝手がわかってきてからの「なんかこれ、おかしくない?」の方が、辛い。 別に、やりがいや夢を求めて...
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