女子高生

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クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(65)

<<はじめから読む! <64話  一日目は宿題がメインイベントとなってしまった。その後ディナーの準備が整うまでの間、柏木による撮影会に巻き込まれたことは、思い出したくない。不敵な笑いってなんだよ。つか、俺そんなにへなちょこな笑顔なの……? ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(64)

<<はじめから読む! <63話 「どないしたん? 柏木ちゃん。まだまだ宿題、残っとるやん」  関西弁って瑞樹先輩こそ、どないしたん?  先輩は、柏木の集中力が欠けてきたと思ったら、こうやって関西弁で声をかける。 「きゃあ! 金ちゃん! あた...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(63)

<<はじめから読む! <62話 「本当の桃様は、赤い目なんだけどねえ。さすがにカラコンは怖いからやめたわ」  柏木は言いながら、俺の顔に軽いメイクを施していった。目の中に異物を入れるなんて考えられない。そして終わった俺の前に鏡が出されたが、...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(62)

<<はじめから読む! <61話 「それで? 僕はどんな仮装をすればいいのかな?」  おっと意外とノリノリである。 「瑞樹先輩はですねぇ……明日川とニコイチでぇ……」  おい俺を巻き込むな! だいたい俺にさせたいコスプレとか、すでにわかりきっ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(61)

<<はじめから読む! <60話 「ベッド、ふかふかだったな……」 「ああ……」  ホテルのベッドみたいだった。思いきりダイブしたい気持ちをぐっと堪えていたら、山本が先に大の字になって、寝心地を検証していた。なので俺も、負けじと跳び込んだ。深...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(60)

<<はじめから読む! <59話  別荘の部屋数は四つ。それぞれの部屋にベッドが二つあるから、自動的に俺と山本は同室。瑞樹先輩は三年生だし、一応受験生だし、一人部屋がふさわしいだろう。  女子部屋は、となると。 「待ってよ仙川先生! 呉井さん...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(59)

<<はじめから読む! <58話  盆地の暑さも、県内有数の地価を誇る(らしい)高原地にやってくると、少し和らいだ。日差しは変わらず厳しいが、何よりも風が爽やかなのはいいことである。暑さでへばっていた山本の顔色も、少しずつよくなってきている。...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(58)

<<はじめから読む! <57話  バイトバイトバイト、そしてコミケ!   稼いだ分の大半を薄い本と交換した俺は、そのうちの無害そうな小説本(表紙がいかにもなイラストじゃない奴な)を数冊鞄の中に入れ、合宿に出発した。  集合場所はわかりやすく...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(57)

<<はじめから読む! <56話 「呉井さん? 具合悪いの?」  俺の言葉に、瑞樹先輩に合宿の案をべらべら喋っていた柏木が、口を閉ざす。振り向いてぎょっとすると、呉井さんに、「今ならまだ、保健室開いてると思うけど……」と声をかけた。 「あ、あ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(56)

<<はじめから読む! <55話 「ねぇ、この部活って、夏休みなんかやらないの?」  きっかけはだいたい、新参者からもたらされるものだ。瑞樹先輩がめっきり手をつけなくなったおやつを楽しみながら、柏木が疑問を呈する。  もうすぐ夏休み。来年は受...
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