クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(75) <<はじめから読む! <74話 練習も首尾よくいって、土曜日。いよいよ呉井家訪問の日である。 俺は山本と待ち合わせて、学校へと向かう。事前の打ち合わせが必要だった。 「呉井の家族か、仙川先生以外の人に話を聞くことができたら、ベストだな」... 2021.05.01 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(74) <<はじめから読む! <73話 「く、呉井さん呉井さん、いったんストップして休憩しよ。な?」 慌てて作業を止めさせる。呉井さんは、はっとして俺の顔を見る。それから恥ずかしそうに、自分の彫っていた石けんを見つめる。釣られて俺も作品に目を落と... 2021.04.26 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(73) <<はじめから読む! <72話 呉井家の協議の結果、来週の土曜日に石けん作り大会の開催が決定した。それまでに山本は材料を用意することに。見本分のみなので、数はいらないが、種類はいくつか用意しておいた方がいいだろう。 「精油は、うちの母親が... 2021.04.26 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(72) <<はじめから読む! <71話 「雑貨扱いでも、原材料とか成分とか明記しなければならないし。僕たちができそうなのは……」 山本は再度、スマートフォンを弄る。 「こういうのかな」 彼が示したのは、石けんの彫刻だった。ソープカービング、とい... 2021.03.31 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(71) <<はじめから読む! <70話 九月になって、学校が再開された。変わったことといえば、俺は髪の毛を染め直すのを辞めた。ピンクをきれいに出すためにブリーチしていたので、色が抜けてもやや赤みが残っている状態だ。 新学期、教室に入ってきた呉井... 2021.03.31 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(70) <<はじめから読む! <69話 出発順は、俺たちが最後だった。そわそわしている呉井さんを、戻ってきた柏木が、「ぜんっぜん怖くなかったよ! 大丈夫!」と勇気づけている。 ひとつしかない懐中電灯は、俺が持った。細い三日月は、明かりの手助けに... 2021.03.09 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(69) <<はじめから読む! <68話 バーベキューに関しては、瑞樹先輩監修だったので、大事なかった。こんにゃくが出てきたときにはぎょっとしたが、なかなか旨かった。 呉井さんについて気づいてしまったことで、肉が喉を通らなくなるんじゃないか……っ... 2021.03.09 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(68) <<はじめから読む! <67話 「だろ?」 でもそれじゃダメだってことを、俺は最近、ひしひしと感じている。呉井さんの様子がどうもおかしい。いや最初から変は変だ。それとは違う方向性のおかしさに、俺は五月の遠足から、気づいていたのに放置してい... 2021.03.03 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(67) <<はじめから読む! <66話 翌朝、早くから柏木は、呉井さんや瑞樹先輩を引き連れて出かけていった。当然仙川もついていくわけだが、そうじゃなかったらあいつ、どうやって移動するつもりだったんだろう。運転できるのは仙川だけだし、アウトレットモ... 2021.03.03 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(66) <<はじめから読む! <65話 「そういえば、だいたい異世界って、食事レベルが低いことが多いよな」 山本は「いったい何の話だ」という表情を向けてくるが、俺は視線で「黙って俺たちに任せとけ」と告げる。 勉強はできないが、こういうときにピン... 2021.02.28 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説