クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(55) <<はじめから読む! <54話 そう指摘すると、ばつが悪いという顔で山本は言う。 「ずっと悪いとは思ってたんだよ。お前、結構長いこと包帯してたし。でも、時間が経つうちにどんどん言えなくなって……」 山本の心境には、覚えがある。喧嘩して、... 2021.02.15 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(54) <<はじめから読む! <53話 呉井さんは静かに怒っていたし、柏木は自分がオタクであることを隠さない生き方を選び、俺たちとの友人関係を表に出すようになった。それはいい変化だと思う。 「なんて言ったらいいかわかんないけど……柏木のこと脅して... 2021.02.15 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(53) <<はじめから読む! <52話 平穏な日々が戻ってきた。呉井さんもすっかり元気を取り戻している。梅雨明けも近いのだと思うと、なんとなくわくわくする。 柏木は、オタクを隠さないギャルになった。グループからは少しはぐれてしまったようだけれど... 2021.02.15 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(52) <<はじめから読む! <51話 結局呉井さんは、被害届を出すことはなかった。少女は停学となり、そのまま自主退学をした。 手帳の事件はこれにて一件落着だ。一方のペンケース事件……いや、柏木脅迫事件の犯人は、呉井家のセキュリティチームが突き... 2021.02.14 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(51) <<はじめから読む! <50話 『ふふん』 得意げなドヤ顔の柏木から、結果は一目瞭然だろう。 幼なじみの子は、確かに森河のことを想っていたことが判明した。教えてくれた一年の女子は、噂話を広めるのに気が咎めるという顔をしつつ、躊躇は一切な... 2021.02.13 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(50) <<はじめから読む! <49話 部活終わりの生徒たちすら帰宅した時間、誰もいない教室に映る影。シルエットからそれが、女子生徒だということはわかる。 彼女は辺りを気にするようにキョロキョロしながら、教室中央付近の座席に近づいた。机の中を探... 2021.02.13 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(49) <<はじめから読む! <48話 「あの、呉井先輩!」 ぎゃあぎゃあ喋る俺と柏木を、「あらあらうふふ」とばかりに見守っている呉井さん、という構図が出来上がったところで、真正面から見知らぬ男子生徒がやってきた。一年生か。まだ中学生のようなあど... 2021.02.11 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジーマッドは転生しない(48) <<はじめから読む! <47話 「特に何も、思い当たることはないのですが」 はあぁ、と大きく溜息交じりに呉井さんは言った。その表情から、特に事件解決のヒントになるようなことが思い浮かばず、申し訳ないと思っていることが見てとれる。気にしない... 2021.02.11 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(47) <<はじめから読む! <46話 事件は二つ、犯人も二人。もしかしたら黒幕はひとりなのかもしれないが、その可能性はとりあえず置いておこう。 探偵団は二人から三人になった。泣き腫らした目からコンタクトを取り外し、眼鏡にチェンジした柏木は、い... 2021.02.11 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(46) <<はじめから読む! <45話 柏木は、ぽつぽつとコマ切れに話していたかと思うと、怒涛の勢いで喋ることもあった。聞いていると、誰かとの交流のシーンはつまらなさそうに、逆に脱オタを極めるために努力したあれこれについては、楽しそうに話している... 2021.02.09 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説