迷子のウサギ?

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迷子のウサギ?(29)

<<はじめから読む!<28話 それまで犬型や猫型のヒューマン・アニマルを預かったことはあったが、初めてのウサギ型との同居に俊ははりきっていた。シロとの生活は何もかもが順調に進んでいた。 近所にはほかにアニマル・ウォーカーをしている家庭はなか...
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迷子のウサギ?(28)

<<はじめから読む!<27話 帰りにドラッグストアでウサオの言っていた風呂用洗剤の詰め替え用と、少し考えてスポーツドリンクを購入した。朝の発熱が収まっていればいいが、またいつ熱が上がるかもわからない。何事もなければないで、風呂上りの水分補給...
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迷子のウサギ?(27)

<<はじめから読む!<26話 だいたい朝起きると、ウサオの手によって朝食が用意されている。その日のウサオの気分に左右されるが、和食のことが多い。 目覚めの瞬間に普段ならば味噌汁の匂いがふんわりと漂っていて、寝起きの胃袋を刺激して本格的な覚醒...
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迷子のウサギ?(26)

<<はじめから読む!<25話 雪といえば、と笹川が話を切り出す。「もうすぐ今年も終わるわけだが……」 途端にウサオがしゅん、と肩を落とした。未だに記憶が戻らない自分自身をふがいないと思ったのだろう。「三船は実家には帰らないのか?」 俊が大学...
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迷子のウサギ?(25)

<<はじめから読む!<24話 翌朝、退院した俊が、高山の車に乗って迎えに来た。高山とは旧知の仲だったポチは彼に熱烈歓迎の挨拶を終えると、今度は初対面の俊に狙いを定めた。 コーディネーターである笹川の家にいたヒューマン・アニマルの存在に、固ま...
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迷子のウサギ?(24)

<<はじめから読む!<23話 ポチは腕の中ですやすやと眠っている。ウサオはなかなか眠りにつくことができなかった。笹川が、あんなにもクールな美貌を誇る笹川が、彼よりも身体の大きなポチを抱いているのかと思うと、心がざわざわした。 こうして自分の...
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迷子のウサギ?(23)

<<はじめから読む!<22話 いっしょに寝る! と主張して譲らないポチを説得するよりも、ウサオに「いいか?」と尋ねる方が簡単だと笹川は判断した。勿論、と気安く受け入れたウサオに、ポチが抱き付いて鼻先同士を触れ合わせる。嬉しい嬉しい、と素直に...
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迷子のウサギ?(22)

<<はじめから読む!<21話 ポチは興奮した様子だった。あまり来客がないのだろうな、とウサオは思う。笹川は明らかに、ポチの存在を隠している。 夕飯を堪能したポチはすぐに横になって、すぴょすぴょと間抜けな寝息を立てて居眠りを始めた。この原始的...
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迷子のウサギ?(21)

<<はじめから読む!<20話 ウサオの方は逃げたときに腕や足をぶつけただけで特に目立った外傷はなかったが、俊は殴られたときに頭を打ち付けていた。首を絞められるという暴力を受けたこともあって、検査および大事を取って、一日入院をすることになった...
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迷子のウサギ?(20)

<<はじめから読む!<19話 俊が掴んだとおり、ウサオは旧理工棟のトイレの中に立てこもっていた。原子力研究室しか存在していないその建物は静かで、ここに至るまで他に誰もいなかったのである。最初は錦一人だけだった追手がいつの間にか増えていた。そ...
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