BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(5) <<はじめから読む! <4話 言われた言葉の意味を、半分も理解することができなかった。心臓がドクリと脈打つのを、はっきりと感じる。逃亡中とは違い、冷や汗はかいていない。むしろ、熱が身の内側から生じている気がする。 自分の体の妙な反応に、... 2021.12.21 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(4) <<はじめから読む! <3話 男と女というメインの性別の他、アルファ・ベータ・オメガという三種類の第二性別が存在する。 というのが、この世の――日高の常識だ。 アルファはオメガに種を植えつけ、オメガはアルファの子を孕む。そこに男女の区... 2021.12.21 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(3) <<はじめから読む! <2話 熱さと渇きを覚えて、日高は目をうっすら開いた。 ここが地獄か。 どちらかといえば善人の部類であると自負していたが、無自覚に働いた悪事が、思いのほか、重かったのかもしれない。 そうぼんやり考えていると、よ... 2021.12.20 BL平行線上のアルファ長編小説
BL 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(2) <<はじめから読む! 『何かあったら、翡翠湖神社にいけばいい。あそこはオメガの神様を祀っている場所だから、宮司が何も聞かずに、保護してくれる』 そう教えてくれたのは、親友だった。自身はベータだから無関係なのに、日高のために役立つ情報を、い... 2021.12.19 BL平行線上のアルファ長編小説
平行線上のアルファ 平行線上のアルファ~迷子のオメガは運命を掴む~(1) 逃げ切れなかったら、どうしよう? ここまで乗ってきた車は、分岐のない山道にさしかかったところで乗り捨てた。そのまま道なき道へと入り、藪を掻き分けて山を登る。 獣道とはよく言ったもので、クマとの遭遇を注意喚起する立て看板が、半分朽ちた状態... 2021.12.19 平行線上のアルファ
レビュー 君がいなきゃ涙さえ出ない(沙野風結子) 12月もBL小説でアツアツです。 「君がいなきゃ涙さえ出ない」(沙野風結子) 表紙イラストといい、タイトルといい、センシティブ系の切ない話かな~、と思って買いました。実際まぁ、辛い過去もちの受けとそれを温かく包む攻めっていう私の好きなカップ... 2021.12.15 レビュー商業小説・漫画
ライト文芸 断頭台の友よ(98) <<はじめから読む! <97話 長い祈りが終わり、ようやくオズヴァルトは処刑台への階段を登り始める。一歩一歩、神へと近づく道を踏みしめるように歩く。 自分の正義に酔いしれる男は、目の前に現れた珍妙な器具を見て、目を丸くした。憧れの処刑人... 2021.12.15 ライト文芸断頭台の友よ長編小説
ライト文芸 断頭台の友よ(97) <<はじめから読む! <96話 オズヴァルトの処刑の日は、雲ひとつない晴天であった。窓越しに彼の目と同じ色の空を見上げてから、クレマンは仮面を身につけた。 親友だった男を地下牢から出し、馬車に乗せる。オズヴァルトは富裕層とはいえ、平民で... 2021.12.15 ライト文芸断頭台の友よ長編小説
イベントその他 2021年買ってよかったもの① 2021年に買ってよかったものをご紹介します。 ↑Stand.fmのラジオ番組で好き放題語ったものです。 ①濱文様 和たおるハンカチ コロナ禍で、軒並み公共の場所にあるトイレのハンドドライヤーが止まっている中、ハンカチを忘れると大変。(ペー... 2021.12.15 イベントその他雑記
ライト文芸 断頭台の友よ(96) <<はじめから読む! <95話 オズヴァルトは残念ながら、狂人の顔をしていない。青い目は曇りひとつなく澄み切っていて、尋問官たちを戦慄させた。誰がどう見ても正気の顔で、狂った倫理観を述べるのが、薄ら寒くなるほど恐ろしい。 首を斬ることに... 2021.12.14 ライト文芸断頭台の友よ長編小説