暑くなったり寒くなったりと梅雨らしい気候ですね。
体調には十分に気をつけようと思います。
『シルバートン家の後継 英国貴族の私的事件簿』
本日のレビューはこちら。
『シルバートン家の後継 英国貴族の私的事件簿』(夏駒真湖)
第一次世界大戦後の英国を舞台にしたBL。
商品ページにあるとおり、安楽椅子探偵の要素とシャーロック・ホームズへのオマージュに満ちた意欲的な作品です。
↑ホームズのオマージュものなら、こちらもオススメ。
戦場で怪我をして、視力を失った伯爵家の次男・ライアン。
長男はすでに戦死しており、父伯爵も長患いで臥せっているところに帰還します。
家を守るために様々な責務をこなさなければならないライアンは、秘書として寄宿学校時代の同級生・ジャレッドを呼び寄せますが……?
寄宿学校とか、なかなか内情を知る機会がないのでドキドキしますよね。
まだ1巻目しか読み切っていないのですが、寄宿学校時代の話も番外編とかで読めたりするのかな……。
(あ、でも友人付き合いすらしてないから二人の絡みがないな……?)
↑こちらも寄宿学校モノ。複数カップリング出てくるので、きっと好みの二人がいるはず。
(あと自作の『赤はもう、いらない』も全寮制男子校が舞台なのでよければ)
閑話休題。
寄宿学校時代にジャレッドは一度振られている(と思っている)ので、なぜ今更? と困惑しつつも、結局ライアンの世話を焼いてしまいます。
オカンかな……?
二人とも頭がよいので、ぶつかり合いになるのかな~、と思いましたが、腹黒貴族のライアンが一枚上手ですね。
ジャレッドが彼に振り回される未来しか見えません。
この辺り、ホームズへのオマージュ要素が強いバディ物って感じですね。
歩行補助のために手を繋ぐシーンが多くて、可愛いです。
読み進めながら、「これどっちが攻めなんだろ……」と思っていました。
表紙イラストなし、あらすじからも受け攻めわからない。
なんなら寄宿学校時代の秘め事シーンを見ても、どっちなんや……状態。
これネタバレになるんですかね。
でも期待通りの攻め受けじゃなかったときのショックのが大きいから、一応結論書いておきましょうか。
ジャレッド×ライアン でした。
あ~、でもモノクローム・ロマンスだとリバありなんですよね。
もしも作者の方がMMを意識して書いてらっしゃるとしたら、リバの可能性も一ミリくらいあるのかなあ。
現在6巻まで出版されているので、全部読んでリバあったら追記します。なかったらこのへんの記述消します。
6巻全部読みました(6/28追記)
リバはないです。リバ地雷の方も、安心して読めます。
6巻に怪しいセクハラおじさん(公爵)出てきてジャレッドの貞操がピンチになるのでは……? とひやひやするくらいで。
個人的には3巻「休暇」と5巻「仲介」が好きです。
バディものが好きな方、強い女性陣が活躍するのが好きな方にオススメのシリーズ。
7巻の発売が楽しみです。
常に読み放題登録されているわけではなさそうなので、今がチャンス!
とりあえず全巻読むまで、私は他の本を読まないぞっ!
作者の夏駒真湖さんのブログはこちら。
インディーズ電子出版は楽しい!
4月からKDPでセルフ出版を楽しんでいます。いよいよ今月末、印税が振り込まれるのでドキドキワクワク。
自分で書いたものを、たくさんの人たちに読んでもらう機会を得られて、お金ももらえるなんて、すごい趣味だな~。
コメント
英国貴族の私的事件簿シリーズ(私の中では「シルバートン家」シリーズですが)を6冊すべてお読みいただき、その上、ブログに感想を書いていただき、本当にありがとうございます。
表紙イラストがないため、攻受に関して、相当に気遣いをしていただいたようで、本当に申し訳ありません(笑)! 表紙は「記号」ですものね。わかっているのですが、イラストに関してはシルバートン家に関しては、特に注文が多くなりそうなので、イラストレーターへの発注は見送っています。
現在、7巻の終盤を書いている最中で、相当疲れている最中に、ついうっかりエゴサーチいたしました。好意的なブログを見て、本当に癒されます。涙が出そうになりました。ありがとうございます。
寒くなる前に新刊が出ますので、そちらも読んでいただければ嬉しい限りです。
7巻を格闘している最中なので、葉咲様の作品はまだ拝見していないのですが、書き終えたらば、ぜひ拝見したいと思っています。
一緒に頑張りましょう! と、言ってしまってもいいでしょうか? これから寒くなる中、健康に気をつけて、目標を達成していきたいものですね!
>夏駒真湖さま
コメントありがとうございます。ひっそりとwebの片隅でレビューしていたのを、気づいていただき嬉しいです。
「シルバートン家」、めちゃくちゃ面白く、一気読みさせていただきました。
私は一次創作の場合は「筆者の決めたことに文句言うな」派です。リバも自分の想像していたのと逆だったとしてもオールオッケーなのですが、読み手によっては嫌がるんじゃないかなあ、とネタバレすべきかどうか悩みつつ、書きました。
7巻も終盤ですか! 一番楽しくて苦しいところですね。頑張ってください。楽しみにしております。
私は10月末に投稿サイトでの公募に出すための作品を、ああでもないこうでもないと執筆中です。
お互いに身体に気をつけてまいりましょう。