「リョーマ!新生劇場版テニスの王子様」※ネタバレあり

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レビュー

「テニスの王子様」はある種私の青春です。
大学時代に小説同人誌を作ったり、テニミュにはまって全国各地を飛び回ったり。
夜行バスで旅をするノウハウみたいなものが身についたのは、テニプリのおかげですとも。

それに、テニミュにハマってなければ三次元のイケメンには今も興味がなかっただろうな。
キャストめあてで「特命戦隊ゴーバスターズ」を見て特撮オタクになったし。
ジャニーズとか興味ないどころか、ややアンチ寄りで「何がいいの?」と割と本気で思っていた。
(これは私が自分自身にかけた呪いみたいなものですが)

なので、テニプリがなければ今の私の好きなものは全部ハマっていなかった。そのくらい大事な作品。

(と言いつつも、新テニになってからは最初の方しか知らないんだ・・・・・・絶望の「二人組つくってー」くらいしか記憶にない)
(ので、本編40巻とテニミュの記憶だけで語ります)

ということで、「リョーマ!新生劇場版テニスの王子様」見てきました。

テニプリの映画といえば、恐竜絶滅の原因が語られていましたっけ。

あと、こっちのは「二回目(三回目?)見に行こうと思って横断歩道走ったら思いっきり転び、足の親指の骨にヒビが入る」という超どうでもいい個人的理由によって思い出に残っています。
骨よりも爪と肉の間に血が溜まって真っ黒になったのが痛くて痛くて。
そしてをそれを正常に戻すのに、千枚通しで爪に穴を開けられる恐怖。

冒頭から閑話休題すな。

で、今回はいつものアニメじゃなくて、3DCG。
CGアニメって得意じゃないのであんまり期待していなかったんですけれど、いや~、さすがテニプリでした。

冒頭が本編最終回(伝説の歌詞オンリーセリフなし)だったのにまず興奮。「DEAR PRINCE」流れた瞬間に、青春が戻ってくる感じ。ワクワクしました。

ストーリーはアメリカ武者修行中のリョーマが、偶然旅行に訪れていた桜乃とばったり出くわし、トラブルに巻き込まれる。ひょんなきっかけでタイムスリップしてしまった二人は、それが父・南次郎が引退した試合の日が近いと知って・・・・・・。

めちゃくちゃリョーマと桜乃ちゃんの話でした。
男ばっかり出てくる部活モノのサガで、ヒロインないがしろにされがち。特に桜乃ちゃんはマネージャーじゃなくて女テニなので。
なかなか絡みづらいヒロインと主人公ですが、今回の映画は、がっつりリョ桜。

通常アニメや漫画だと、割と無表情というか鉄面皮寄りの主人公のリョーマですが、CGアニメ版、ちょっと表情が柔らかいというかなんというか。
桜乃ちゃんへの不器用な、ただの同級生よりちょっと親しい女子への感情が伝わってきてたまらん。

特にいつも三つ編みおさげの桜乃ちゃんが、とある事情でポニーテールにするんですけど、それ見たときのリョーマくんさぁ!!
おばちゃんはニヤニヤが止まらないよ!
わかるよ。いつもとちょっと違う彼女にドキッとしちゃったんだよね?でもまだそれが何の感情なのかわからないんだよね?
あのシーンもっかい見たい。
(その後唐突に始まるデュエットは結婚式かと思った)
腐女子ですが、公式は公式として大変美味しく受け止めますので、これからもよろしくお願いします。
(ただしヒカ碁の筒井さんのポッと出の女は許さん)

真面目な話をすると、親子の話でしたね。
本編終盤、水に落ちて記憶喪失になるリョーマ。
(私はこれを通過儀礼と捉え、リョーマが幸村に勝つために絶対に必要な展開だったと捉えている)


そのときは過去に戦った相手との再戦を経て記憶を取り戻し、さらには「テニスって、楽しいじゃん!」(思い出したぜ~テニスと出会った~ころ~)と、新たな力を手に入れるわけですが、今回は自身の原点となった若き父・南次郎との出会いを通じて、テニスの面白さや父親への尊敬の念なんかも蘇ってきたんじゃないかな~。
反抗期で素っ気ない口を利くリョーマだけど、本当は南次郎のこと好きじゃん・・・・・・大好きじゃん。

ゲストキャラのドレッド姉さんの方も、詳細は描かれていないのですが、マフィアの父親との確執を抱えています。
リョーマとの試合を通じて(姉さんのプレイスタイル、さすがテニプリでした)味方になってくれた姉さん。
マフィアは味方にすると強いなあ!
リョーマの「オヤジに八百長なんてさせない」という強い決意がみなぎっている感じがよかったです。

私が見たのはDecideの方。手塚と幸村が出てくる方ですね。
ストーリー変えずにどうするんだって思ったら、不思議な力で時空がねじ曲がり、南次郎に電話しようとしたところ、なぜか幸村に繋がるっていう・・・・・・。
幸村は趣味のガーデニングに精を出していてとても楽しそうでした。
でも「ボウヤ、いつもと違うね?」的なことを言い出した瞬間、「あっ、この方そういえば魔王様であらせられたわ・・・・・・」と思いました。

かけ直すと今度は手塚に。
なぜか驚異的な理解力というか共感力を発揮して、リョーマにアドバイスする手塚はさすが部長だなあ。

ところでこのシーンを白石・跡部とチェンジするんだよね?
幸村はリョーマと戦ったからまだいいとして、白石・・・・・・?
手塚とは青学の柱という信頼関係があるのでアドバイスもそこそこ素直に聞き入れるんでしょうけど、跡部様のアドバイス、聞くかな?
「サル山の大将さん」で絶対聞かないと思うんだけど。
個人的には真田とおしゃべりしてほしかったな。
黒電話の真田・・・・・・(弦一郎とてスマホくらい使うわ!)。
まぁ、同じ学校からふたりはキャスティングしないか。

タイムスリップものは歴史改変の危険性を抱えているのが常です。
リョーマと桜乃が介入することによって、南次郎が引退しないのではないか、という問題がありました。
成長したリョーマとの試合を通して、南次郎がテニスの新しい面白さに目覚め、現役を退く・・・・・・という展開であったのも、親子の物語だったのだな、と思った理由です。

ここまでそこそこ真面目に感想述べてきたんですけれど、見終わった後の感想なんてひとつでしたよね。

柳生ーーーーー!!!!!

応援上映だったら「紳士ー!」「柳生ー!」って言ってる。
劇場版でこんなにも柳生がクローズアップされるとは思いませんでした。ひとりだけガチのミュージカルの発声というか歌声で最高でした。
あとその後の手塚のポーズも笑いました。
どこかで見たと思ったら、ジャニーズWEST「サムシング・ニュー」のサビ「この背中で~」の部分でWESTくんたちがやりがちなポーズの両手バージョンだ。

(残念ながらMVではやってないんだなぁ。歌番組では毎回やってた)

これ片手だからカッコいいんだな・・・・・・。
両手でやるとなんか違う・・・・・・。

とりあえず柳生比呂士でいっぱいになったところでEDの神描き下ろしのイラスト。

仁王くんと柳生がチャリンコ二人乗りしてる????

え? 元28のオタクにしか見えない幻覚????
あ、現実か!

この辺の感想というか妄想、ふせったーに載せたんですけど、柳生が二人乗りするかなぁ?

もしかして・・・・・・

入れ替わってるーーーー!?

柳生って入れ替わると人格変わったんかってくらいやりたい放題するじゃないですか。
(テニミュのイメージに引っ張られすぎているのは否定しない)
自転車漕いでるのも(柳生に変装している)仁王くん。
後ろに乗っているのも(柳生が変装している)仁王くん。
だから柳生的には無問題。
そんな風に考えてたら面白いな、と思ったんですけれど・・・・・・

これ特典ポストカードで仁王と柳生の当たった人、譲ってくれとは言わないので、ぜひともイラスト裏の文言なんて書いてあったか教えてほしい。
(私は家人とともに行き、リョーマとリョーガの兄弟でした)

ED後のテニフェスpetit!
私キャラソンはあまり聞かないのですが、手塚の曲はアルバムTSUTAYAで借りて一時期聞いていたので懐かしかった。
跡部出てきた瞬間「Flaming Ice」が脳裏に浮かんだけど、あれは諏訪部じゃなくて加藤和樹だったわ。

家人が「2パターンあるけど、2回見に行く?」って誘ってきたときには、「ええ~。1回でいいよ~」って答えたんですけど、レディースデーにひとりで別ver見に行きます。
柳生もっかい見たいのと、テニフェスpetitのセトリが好みだったので。「恋の激ダサ絶頂」と「チャームポイントは泣きボクロ」と、なんと柳生の「LASERBEAM」が聞ける!!!! サイリウム振りたい!(振らない)

見終わってから、脳内に「テニプリっていいな~♪」と「テニス最高!セイヤー!」ってずっと流れ続けています。

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