ミステリ

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レビュー

秋(?)の読了本

秋といいつつ、10月~12月の3か月に読んだ本です。図書館で集中して書き、本を借りて帰ってくるサイクルはやはりいいですね。「獣神様とは番えない~アルファの溺愛花嫁さま~」(村崎樹)我らがたつるん先生の獣人モノオメガバース。運命の番ってそうい...
レビュー

3月読了本

3月もミステリ三昧しておりました。いつかは書きたいミステリ……。「何がなんでもミステリー作家になりたい!」(鈴木輝一郎)小説講座をやっている先生のミステリ小説の書き方についての本。ミステリBL書きたいな~、とぼんやり思っていて参考になればと...
ホラー

豊嶋玲子に関する考察

『豊嶋とよしま玲子れいこは、A県出身の女優だった。昭和〇〇年に上京し、Xという劇団に所属した。地元では評判の小町娘だったが、舞台では主役はおろか、せりふのある役につくこともほとんどなかった。 彼女が有名なのは、女優としての功績ではない。日本...
ライト文芸

断頭台の友よ(98)

<<はじめから読む!<97話 長い祈りが終わり、ようやくオズヴァルトは処刑台への階段を登り始める。一歩一歩、神へと近づく道を踏みしめるように歩く。 自分の正義に酔いしれる男は、目の前に現れた珍妙な器具を見て、目を丸くした。憧れの処刑人に首を...
ライト文芸

断頭台の友よ(97)

<<はじめから読む!<96話 オズヴァルトの処刑の日は、雲ひとつない晴天であった。窓越しに彼の目と同じ色の空を見上げてから、クレマンは仮面を身につけた。 親友だった男を地下牢から出し、馬車に乗せる。オズヴァルトは富裕層とはいえ、平民である。...
ライト文芸

断頭台の友よ(96)

<<はじめから読む!<95話 オズヴァルトは残念ながら、狂人の顔をしていない。青い目は曇りひとつなく澄み切っていて、尋問官たちを戦慄させた。誰がどう見ても正気の顔で、狂った倫理観を述べるのが、薄ら寒くなるほど恐ろしい。 首を斬ることに固執し...
ライト文芸

断頭台の友よ(95)

<<はじめから読む!<94話 オズヴァルトはおとなしく、罪を認めた。尋問の際には、クレマンも黒衣を纏い立ち会った。当然、正体がばれないように無言である。 罪、とは思っていないのかもしれない。彼は以前、処刑人の職務の素晴らしさについて熱弁を振...
ライト文芸

断頭台の友よ(94)

<<はじめから読む!<93話 深夜、というにはまだ早い時間であった。目を閉じたまま、数時間が経過していた。 クレマンの寝室のドアが、音を立てた。わざと蝶番は錆びさせた。どんなに注意をしていても、ギギ、と不快な音がする。普通の侵入者は慌てるだ...
ライト文芸

断頭台の友よ(93)

<<はじめから読む!<92話 オズヴァルトを家に招くことにしたのは、それから十日後のことだった。 どうぞ、と招き入れるなり、彼は挨拶もそこそこに閉口した。診療所も一時閉め、引きこもっていたクレマンの心を表すように、部屋の中も荒れ果てていた。...
ライト文芸

断頭台の友よ(92)

<<はじめから読む!<91話「どうして・・・・・・!」 殺されたのは、クリスティンであった。クレマンが引き取りたいと申し出てから、わずか三日後。関係がないと言い切りたかったが、できなかった。 首斬鬼の犠牲者は、自殺志願者だ。クリスティンは、...
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