BL 次に歌うなら君へのラブソングを(5) <<はじめから読む! <4話 男――花房は、最低でも週に三回は、駅前で弾き語りをしていた。帰りに彼の歌を聞くことが、司の楽しみになっていた。観客はいたりいなかったり。通りすがりの一見客ばかりの中、常連になっていた司のことを、彼も認知してい... 2023.02.11 BL次に歌うなら君へのラブソングを長編小説
BL 次に歌うなら君へのラブソングを(4) <<はじめから読む! <3話 二十四歳。新卒一年目はどうにかなった精神力は、二年目になって急激に摩耗していた。何もかもが初めてだった新卒時よりも、勝手がわかってきてからの「なんかこれ、おかしくない?」の方が、辛い。 別に、やりがいや夢を... 2023.02.10 BL次に歌うなら君へのラブソングを長編小説
BL 次に歌うなら君へのラブソングを(3) <<はじめから読む! <2話 六月一日付で、花房はなふさ一里いちりは司の教室に配属された。小さな教室だから、社員は室長の司と、花房のふたりきりだ。 「蓬田先生。こちら、花房先生」 上長である湧田がわざわざ花房を連れてきた。 初対面の感... 2023.02.09 BL次に歌うなら君へのラブソングを長編小説
BL 次に歌うなら君へのラブソングを(2) <<はじめから読む! 『その新人、花房はなふさ先生っていうんだけどさ、社長の甥っ子なんだよね』 案の定、終電滑り込みコースになった司は、湧田の言葉を反芻しながら歩みを速めた。 五月も半ばを過ぎ、日中は真夏と紛うほどの暑さの日も少なくない... 2023.02.08 BL次に歌うなら君へのラブソングを長編小説
次に歌うなら君へのラブソングを 次に歌うなら君へのラブソングを(1) 電話の向こうの声が、一瞬静まった後に、キンキンと甲高く響いた。 『じゃあ先生は、うちの子がずる休みをしたって言いたいんですか!?』 だからそうだって言ってんだろ。 反射的にそう受け答えしたくなる気持ちをぐっと堪えて、司つかさは下手に出る... 2023.02.07 次に歌うなら君へのラブソングを
BL 重低音で恋にオトして(16) <<はじめから読む! <15話 長い夏休みが終わり、十月。キャンパスはいよいよ秋めいてきて、もう一枚、上着を持ってくるべきだったな、と敬士はくしゃみをした。 「フツーはガイダンスだろ……がっつり講義しやがって」 冬学期一発目の講義から、... 2022.07.06 BL重低音で恋にオトして長編小説
BL 保護中: 重低音で恋にオトして(15) このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード: 2022.07.05 BL重低音で恋にオトして長編小説
BL 保護中: 重低音で恋にオトして(14) このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード: 2022.07.04 BL重低音で恋にオトして長編小説
BL 保護中: 重低音で恋にオトして(13) このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。 パスワード: 2022.07.03 BL重低音で恋にオトして長編小説
BL 重低音で恋にオトして(12) <<はじめから読む! <11話 そんなに心配なら、現場に立ち会えばいい。 和音の誘いに乗って、初めて収録部屋に入った敬士は、カメラに映らない物陰で、居心地悪くぽつんと立っていた。 不安に視線をさまよわせていると、響一と目が合う。彼は「... 2022.07.02 BL重低音で恋にオトして長編小説