クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(59) <<はじめから読む! <58話 盆地の暑さも、県内有数の地価を誇る(らしい)高原地にやってくると、少し和らいだ。日差しは変わらず厳しいが、何よりも風が爽やかなのはいいことである。暑さでへばっていた山本の顔色も、少しずつよくなってきている。... 2021.02.21 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(58) <<はじめから読む! <57話 バイトバイトバイト、そしてコミケ! 稼いだ分の大半を薄い本と交換した俺は、そのうちの無害そうな小説本(表紙がいかにもなイラストじゃない奴な)を数冊鞄の中に入れ、合宿に出発した。 集合場所はわかりやすく... 2021.02.17 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(57) <<はじめから読む! <56話 「呉井さん? 具合悪いの?」 俺の言葉に、瑞樹先輩に合宿の案をべらべら喋っていた柏木が、口を閉ざす。振り向いてぎょっとすると、呉井さんに、「今ならまだ、保健室開いてると思うけど……」と声をかけた。 「あ、あ... 2021.02.16 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(56) <<はじめから読む! <55話 「ねぇ、この部活って、夏休みなんかやらないの?」 きっかけはだいたい、新参者からもたらされるものだ。瑞樹先輩がめっきり手をつけなくなったおやつを楽しみながら、柏木が疑問を呈する。 もうすぐ夏休み。来年は受... 2021.02.16 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(55) <<はじめから読む! <54話 そう指摘すると、ばつが悪いという顔で山本は言う。 「ずっと悪いとは思ってたんだよ。お前、結構長いこと包帯してたし。でも、時間が経つうちにどんどん言えなくなって……」 山本の心境には、覚えがある。喧嘩して、... 2021.02.15 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(54) <<はじめから読む! <53話 呉井さんは静かに怒っていたし、柏木は自分がオタクであることを隠さない生き方を選び、俺たちとの友人関係を表に出すようになった。それはいい変化だと思う。 「なんて言ったらいいかわかんないけど……柏木のこと脅して... 2021.02.15 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(53) <<はじめから読む! <52話 平穏な日々が戻ってきた。呉井さんもすっかり元気を取り戻している。梅雨明けも近いのだと思うと、なんとなくわくわくする。 柏木は、オタクを隠さないギャルになった。グループからは少しはぐれてしまったようだけれど... 2021.02.15 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(52) <<はじめから読む! <51話 結局呉井さんは、被害届を出すことはなかった。少女は停学となり、そのまま自主退学をした。 手帳の事件はこれにて一件落着だ。一方のペンケース事件……いや、柏木脅迫事件の犯人は、呉井家のセキュリティチームが突き... 2021.02.14 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(51) <<はじめから読む! <50話 『ふふん』 得意げなドヤ顔の柏木から、結果は一目瞭然だろう。 幼なじみの子は、確かに森河のことを想っていたことが判明した。教えてくれた一年の女子は、噂話を広めるのに気が咎めるという顔をしつつ、躊躇は一切な... 2021.02.13 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(50) <<はじめから読む! <49話 部活終わりの生徒たちすら帰宅した時間、誰もいない教室に映る影。シルエットからそれが、女子生徒だということはわかる。 彼女は辺りを気にするようにキョロキョロしながら、教室中央付近の座席に近づいた。机の中を探... 2021.02.13 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説