『三分滅亡』（米粒白米）レビュー

週末には梅雨入りするかも？　ということで、家で読書に励む季節がやってきそうですね。

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『三分滅亡』

本日レビューするのはこちら。

こちら短編集です。
ショートショートよりはちょっと長いかな？　くらいなので、すきま時間にさらっと読めちゃいます。

例えば待ち合わせのときに相手が「ごめん遅れる！」って言ってきたときに、ゲームもいいけどこういったショートストーリーを楽しんでみるのはいかがでしょう？

好きなのは一本目、「波の音に消えて」。
命の恩人である人魚（？）を探しに、毎年何度も帰省する男の話です。
最初は恋だったのかもしれないけれど、彼に恋人ができ、結婚して、娘ができてもなお、帰省するのをやめなかったことから、いつしか恋愛以上の何かになったのかも。
優しいお話でした。

表題作、「三分滅亡」に関しては、多くを語らない方がいいかも（笑）。
キーワードは「三分」ですね。
読み終わった後にもう一度読み直すと、にやにやします。
大仰に書かれているけれど、それかよ！　という落差がショートショートの醍醐味かな。

その他二本の短編が入っています。

米粒白米さんの作品といえば、

みたいなえっちな話かと想像してしまいますが（とんでもねぇ偏見だ！）、えっちのかけらもないので、安心して公共の場でも読んでいただけます。

米粒白米さんのtwitterはこちら。

いろんなジャンルの電子書籍を探し出してはレビューしまくる活動をしていますが、本業はレビュワーではなく、作者の側です（笑）。

ということで、いろ葉書房より電子出版した書籍もよろしくお願いします。
（すべて読み放題対象です）

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