美少女

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クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(17)

<<はじめから読む! <16話 「あ、これ」  表紙にはでかでかと、見覚えのあるピンクの髪の少年が描かれている。 「柏木って、『スターライト学園』好きなの?」  俺が呉井さんに自分が転移前にいた世界として説明したのが、何を隠そう、この『スタ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(16)

<<はじめから読む! <15話  七階には大きな書店が入っている。引っ越してきてから、俺も何度も世話になっている場所だ。前住んでいたところの本屋だと、マイナーなラノベや漫画は取り扱いなし、入荷していても数冊で、入手が困難だった。さすが全国に...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(15)

<<はじめから読む! <14話  ゲームの会場は、駅ビルの中全部。ゲームのルールは、とても簡単。 「このビルの中にいる恵美を、二時間以内に見つけることができたら、私たちの勝利です」  背が高いイケメンだ。学校でなくても、あれは目立つ。楽勝じ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(14)

<<はじめから読む! <13話  五月とは思えない太陽が、照りつけてくる。帽子なんて持ってないから、頭から太陽光線のダイレクトアタックを受け、体力ゲージがガンガン削られていく。  俺は待ち合わせ時間の十分前には、現場に着いておきたい。わかり...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(13)

<<はじめから読む! <12話 「乙女ゲームというものだそうですから、明日川くんがヒロインと交流して、どんな風に感じたのかも知りたかったのに」  呉井さんは、このゲームのことを知らない。というか、俺は乙女ゲームというジャンルそのものについて...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(12)

<<はじめから読む! <11話 「先週のお話の続きを伺えますか?」  毎週水曜日は、被服室に集合することになっている。瑞樹先輩が個人的な欲求に基づいて大量購入したお菓子をつまみ、ワクワクが止まらない様子の呉井さんのお相手を務めるのだ。  俺...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(11)

<<はじめから読む! <10話  背後から声をかけられ、ギギギ、と音がしそうな動きで振り向いた彼は、「お、おおお」と呻いた。おはよう、すら言えないのは、登校した彼女がどこからどこまで自分の話を聞いてしまったのか、不安になったからだろう。  ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(10)

<<はじめから読む! <9話  問題はもう一人の方だ。  仙川恵美は副業・スクールカウンセラーだ。本業は呉井家の使用人だか執事だか。円香お嬢様をお守りすべく、学校務めをしているという、とんでもない奴。お嬢様に変な虫がつかないように、ただでさ...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(9)

<<はじめから読む! <8話  転校してから一か月が経とうとしている。  その間に俺が得意になったのは、校門前で風紀チェックをしている天敵たち――言わずもがな、生活指導担当教員及び風紀委員たちである――から逃げることと、呉井さんの話に適当な...
クレイジー・マッドは転生しない

クレイジー・マッドは転生しない(8)

<<はじめから読む! <7話 「つか、これ、地毛じゃもぐうう」  頭の色は染めただけだと説明すれば、解放されるかも。そう思って言ったのだが、口に何かを詰め込まれて言えずに終わった。甘い。スティックドーナツを無理矢理押し込んでくるのは、瑞樹先...
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