不幸なフーコ

スポンサーリンク
ライト文芸

不幸なフーコ(18)

<<はじめから読む! <17話  哲宏はすぐに、凜莉花の様子を見に行った。私も行くと立ち上がりかけたが、「やめとけ」と制止されて、座り直した。  ちゃんと謝罪できていないから、と言い募ったが、彼は首を横に振る。 ...
ライト文芸

不幸なフーコ(17)

<<はじめから読む! <16話 「私もわかんないんだってば」  風子が来ていることを知ると、途端に渋り始めた哲宏を、電話じゃ埒が明かないと直接迎えに行った。 「私が文系なの、知ってるでしょ」  基本の...
ライト文芸

不幸なフーコ(16)

<<はじめから読む! <15話 「どこが可哀想なの?」 「え」  母親に捨てられて、祖父母に育てられているというのはかなり不憫だ。それに、彼女自身の性格もあって、なかなか友達ができないということも説明した。...
ライト文芸

不幸なフーコ(15)

<<はじめから読む! <14話  哲宏と風子を交流させるという思いつきは、計画の時点で頓挫した。 何せ、通っている学校が違う。電車通学ならば、偶然を装って出くわすこともできるが、哲宏は自転車で近道をして通っている...
ライト文芸

不幸なフーコ(14)

<<はじめから読む! <13話  スマホを取り出して母に連絡してみるものの、既読にすらならなかった。今日もどこかで何かしているのだろう。専業主婦だというのに、ちっともじっとしていない。ボランティアか、老人ホームに入って...
ライト文芸

不幸なフーコ(13)

<<はじめから読む! <12話 「フーコ。ちゃんと真っ直ぐ帰りなさいよ!」  体育の授業があったから、今日は朝から放課後まで、ずっとジャージ姿だ。着替える手間が省けたので、さっと風子の教室まで行って、ぴしゃりと言...
ライト文芸

不幸なフーコ(12)

<<はじめから読む! <11話  学校のテスト期間というのは、どこも似たようなもの。一応、探りを入れてみれば、例の工業高校もテスト中だ。駅で彼を見つけて、クッキーを渡すにはこの機会が望ましい。相手が部活やバイトをやって...
ライト文芸

不幸なフーコ(11)

<<はじめから読む! <10話  心底呆れたように、信じられないように、風子以外の誰かが聞けば、そんなニュアンスを感じ取っただろう、「はぁ?」である。  しかし、ここにいるのは風子だけだ。他人の心の機微には、人一...
ライト文芸

不幸なフーコ(10)

<<はじめから読む! <9話  部活終わりのジャージのまま、風子の家に行った。  小学生の頃から変わらない佇まいに、安堵と同時に言いようのない不安や焦燥に駆られるのは、私だけだろうか。  天木家は変わらない...
ライト文芸

不幸なフーコ(9)

<<はじめから読む! <8話  毎日七時間目まで授業を受けた後に、部活に参加するのは、正直身体がしんどい日もあった。  逆によかったことは、部員が少ない上に無理を言って入部してもらったという経緯が香織先輩からみん...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました