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ろうそくを吹き消したら(12)

<<はじめから読む! <11話 「すごく年下の子に、告白された。俺もその子のことを可愛いと思ってた。でも、当時中学生だったその子と付き合うとなったら、親御さんになんて言えばいいかわかんなくて。覚悟を決めるのに時間がかかりそうだったから、即答...
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ろうそくを吹き消したら(11)

<<はじめから読む! <10話 「俺の好きな人はKさん。とても素直で、真面目な人でした」  彼の口から「好きな人」と飛び出した瞬間、勝弘は胸の奥が疼くのを感じた。どんな女に別れを告げられたときだって、こんな風に複雑な感情を抱いたことはない。...
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ろうそくを吹き消したら(10)

<<はじめから読む! <9話  バーベキューはつつがなく進んだ。無言で肉を焼くだけの係と化した勝弘は、必要最低限の話しかせずに、炭の様子を見ながら、焦げる前に肉を取り皿にさらう。  ずい、と皿を差し出す勝弘のことは、おそらくロボットか何かだ...
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ろうそくを吹き消したら(9)

<<はじめから読む! <8話  眠れぬ夜を過ごして、イベント二日目を迎えた。  今日は日中は自由時間、そして夜にはメインイベントである百物語が開催される予定だ。  朝食を食べた後、参加者たちは橋本が運転する車に乗って街へと繰り出した。  旧...
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ろうそくを吹き消したら(8)

<<はじめから読む! <7話  期末テストの数学で、満点を取った。鼻高々に差し出された答案用紙を見て、勝弘は彼の頭を撫でて、思い切り褒めた。  てっきりはにかみ笑いでも浮かべて照れるかと思いきや、直樹は勝弘の手を振り払った。  驚いたが、そ...
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ろうそくを吹き消したら(7)

<<はじめから読む! <6話  赤城里穂の訴えは、結局狂言だったとまとまったが、一つ問題があった。夕食後に行われる、肝試しである。  チェックポイントにいる橋本にスタンプを押してもらうだけで、特に驚かす役はいないが、辺りに民家もないため、懐...
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ろうそくを吹き消したら(6)

<<はじめから読む! <5話  夕食の準備ができたところで、勝弘は男性側の各部屋を回り、参加者を呼び出した。  直樹の部屋をノックするときだけ、早口に「食事ができました」と言い、その場をすぐに立ち去った。  隣のコテージの女性たちも続々と集...
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ろうそくを吹き消したら(5)

<<はじめから読む! <4話  勝弘が白坂家に家庭教師をしに行くことになったのも、岩田がきっかけだった。  当時彼が付き合っていた彼女が、家庭教師を一日でクビになった。 『最低よ、あのガキ!』  と喚く恋人を慰めるのに忙しかった岩田は、勝弘...
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ろうそくを吹き消したら(4)

<<はじめから読む! <3話  参加者は各自に割り当てられた部屋に一度戻ったが、勝弘たちスタッフは、そうはいかない。  テーブルセッティングに始まり、ケータリングで届いた食事を温め、盛り付けるという仕事がある。  ピザにオードブル、ロースト...
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ろうそくを吹き消したら(3)

<<はじめから読む! <2話  男性が宿泊するコテージのリビングが、イベントのメイン会場となる。参加者全員が集合していた。  首からネームカードをぶら下げた彼らは、男女に別れ、部屋の隅でお互いの様子を窺いながら、まずはそれぞれのターゲットを...
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