クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(81) <<はじめから読む! <80話 注文が入れば、笑顔で「はい!」と請け負って、たこ焼きをひっくり返す。大阪人ではないが、我が家にはたこ焼き器があって、定期的にたこパが開かれる。誰とって? 言わずともわかれ。母親とだよ! そんなわけで、俺の... 2021.07.26 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(80) <<はじめから読む! <79話 「ああ、もう帰るところだった?」 瑞樹先輩がやってきた。結局俺たちは、彼のクラスが何をしているのか知らない。 「お疲れ様。ひとまずこれ」 疲れたときには甘いもの……と、購買横の自販機で売られている紙パック... 2021.07.22 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(79) <<はじめから読む! <78話 石けんもできあがり、スペースのレイアウトも決まった。配布レシピの印刷もOK。いよいよ文化祭当日となった。 結局、呉井さんの家に行けたのは、最初で最後だった。静香さんに写真の少女のことを聞きたかったが、これ... 2021.07.22 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(78) <<はじめから読む! <77話 「えっと、確かこの辺に……ああ、ありました」 振り向いた彼女の手には、数冊のフォトアルバム。 重いだろうから、と俺がアルバムを持った。そしてそのまま、隣にあるゲストルームに向かう。 「最近使っていないから... 2021.07.19 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(77) <<はじめから読む! <76話 石けん作りは楽しかった。捏ねて、精油やはちみつなどの素材を入れて、さらに捏ねて成形する。 「なんか、幼稚園のときの粘土遊び思い出すよな」 「そうですわね」 呉井さんも同意をしつつ、石けんを形作っていく。小... 2021.07.19 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(76) <<はじめから読む! >75話 「ようこそ、皆さん」 洋風建築の屋敷に、呉井さんがドレス姿だと錯覚した。本当は、フリルをあしらったエプロンをしているだけだった。石けんづくりへの並々ならぬ熱意から、彼女は汚れてもいいように、Tシャツとデニム... 2021.05.01 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(75) <<はじめから読む! <74話 練習も首尾よくいって、土曜日。いよいよ呉井家訪問の日である。 俺は山本と待ち合わせて、学校へと向かう。事前の打ち合わせが必要だった。 「呉井の家族か、仙川先生以外の人に話を聞くことができたら、ベストだな」... 2021.05.01 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(74) <<はじめから読む! <73話 「く、呉井さん呉井さん、いったんストップして休憩しよ。な?」 慌てて作業を止めさせる。呉井さんは、はっとして俺の顔を見る。それから恥ずかしそうに、自分の彫っていた石けんを見つめる。釣られて俺も作品に目を落と... 2021.04.26 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(73) <<はじめから読む! <72話 呉井家の協議の結果、来週の土曜日に石けん作り大会の開催が決定した。それまでに山本は材料を用意することに。見本分のみなので、数はいらないが、種類はいくつか用意しておいた方がいいだろう。 「精油は、うちの母親が... 2021.04.26 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説
クレイジー・マッドは転生しない クレイジー・マッドは転生しない(72) <<はじめから読む! <71話 「雑貨扱いでも、原材料とか成分とか明記しなければならないし。僕たちができそうなのは……」 山本は再度、スマートフォンを弄る。 「こういうのかな」 彼が示したのは、石けんの彫刻だった。ソープカービング、とい... 2021.03.31 クレイジー・マッドは転生しないライト文芸長編小説